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1. 熟年離婚される夫の特徴や共通点
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1-1. 妻の意見や行動を否定する
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1-2. 仕事ばかりで育児や介護を押し付けている
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1-3. 妻に感謝をしない
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1-4. 何でも妻に頼る・妻に依存する
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1-5. 会話をせず妻に対して関心がない
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1-6. 不倫などの離婚原因がある
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2. 熟年離婚のメリット
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2-1. 自分のためだけにお金が使える
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2-2. 自由な時間が増える
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2-3. 恋愛ができる
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3. 熟年離婚された夫はどうなる?|熟年離婚のリスク
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3-1. 財産や年金などが減る
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3-2. 自分で家事をする必要がある
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3-3. 病気やケガや介護など頼れる相手がいない
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3-4. 子どもや孫に会えない恐れがある
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3-5. 孤独や喪失感に襲われる
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4. 妻から熟年離婚を切り出されないためには
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5. もし妻から熟年離婚を切り出されときの対処法
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5-1. 妻の不満を聞いて反省する
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5-2. 離婚に応じず話し合いをする
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5-3. 夫婦関係の修復に努める
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5-4. 家庭内別居で離婚せずに話し合いを継続する
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5-5. 離婚が避けられないなら弁護士に相談する
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6. 熟年離婚される夫の特徴についてよくある質問
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7. まとめ 熟年離婚される夫の特徴に当てはまったら夫婦関係の改善をすべき
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1. 熟年離婚される夫の特徴や共通点
妻から熟年離婚を切り出される夫には、以下のような特徴や共通点があります。
妻の意見や行動を否定する
何でも妻に頼る・妻に依存する
妻に感謝をしない
会話をせず妻に対して関心がない
仕事ばかりで育児や介護を押し付けている
不倫などの離婚原因がある
自分にあてはまる点がないか、確認してみましょう。
1-1. 妻の意見や行動を否定する
妻に対して常に上から目線で、妻の意見や行動を何でも否定するのはモラハラ に該当する可能性があります。善意でアドバイスをしているつもりでも、自分の意見や行動を否定され続けた妻は、「もう夫に意見を言うのはやめよう」と諦めてしまい、夫に対する信頼を完全に失います 。このように長年モラハラを受け続けた妻が、夫の定年を機に離婚を切り出すパターンはよくあります。
2023年の司法統計によると、離婚調停の申立の動機として「精神的な虐待(モラハラ)」と回答した妻の割合は約26.1%と3番目に多い結果でした。何でもかんでも妻の意見や行動を否定してしまっている人は要注意です。
1-2. 仕事ばかりで育児や介護を押し付けている
仕事一筋で、家事や育児をすべて妻に任せてきた夫も熟年離婚を切り出されることが多いです。夫としては「家族のために身を粉にして働いてきた」という自負があるかもしれませんが、妻が一人で育児や介護を抱える負担は非常に重いものです。妻は育児や介護に協力しなかったことへの不満を長年募らせ、最終的に離婚を宣告する こともあります。
1-3. 妻に感謝をしない
妻が行う家事や育児に対し、日頃から感謝をしないと離婚に発展する可能性があります。そもそも家事や育児は誰からも評価されず、報酬の発生しない労働です。夫から感謝や労いの言葉があれば何とか続けられるものの、「専業主婦だから家事をやって当然」という態度を取られると、妻の不満は募る 一方です。
1-4. 何でも妻に頼る・妻に依存する
定年退職した後、日中何もせず家でダラダラ過ごすことも、熟年離婚を切り出される夫の特徴と言えます。定年後も料理や洗濯などの家事をすべて妻に任せきりにしていると、やがて妻の不満が爆発することになります。
また、これまで仕事一筋で趣味がないと、退職後にやることがなくなり、妻の外出先にまで付いていく夫もいます。妻にとっては、夫に常に付きまとわれることが鬱陶しく感じられ、やがて離婚を考えるようになることも あります。
1-5. 会話をせず妻に対して関心がない
熟年離婚に発展する夫婦は、コミュニケーションが不足しています。「何も言わなくてもわかる」と考えるのは危険 です。夫が妻に対して無関心な場合、妻も「一緒にいてつまらない」と感じるようになり、やがて離婚に向けて行動するようになります。
1-6. 不倫などの離婚原因がある
夫に不倫やDVなどの離婚原因がある場合、妻は経済的な理由や子どもが小さいことから、離婚を我慢しているケースがあります。しかし、夫の定年退職や子どもの自立を機に、我慢する理由がなくなると、妻が離婚を切り出すというパターンは非常に多く見られます。たとえ過去の過ちでも、妻はずっとその出来事を覚えており、離婚の時機をうかがっていることも珍しくありません 。
2. 熟年離婚のメリット
熟年離婚と聞くと暗いイメージがあるかもしれませんが、以下のようなメリットもあります。
2-1. 自分のためだけにお金が使える
離婚後は妻の生活費を負担する必要がなくなるため、自分のお金を自由に使えるようになります。また、お金の使い方について妻から口出しされることもなくなるので、趣味などに没頭できるでしょう。お金に余裕のある人にとっては、熟年離婚は一つの選択肢といえます。
2-2. 自由な時間が増える
離婚すると、週末の買い物や庭の草むしりといった妻から頼まれて嫌々やっていた家事から解放されます。時間を自由に使えるため、夢中になれる仕事や趣味がある人にとってはメリットがあります。
2-3. 恋愛ができる
婚姻中に恋愛をすると不貞行為となりますが、離婚をすれば新しい恋人を堂々と作ることができます。既に恋人がいる場合は再婚も可能です。恋愛や再婚したい願望がある人にとって、熟年離婚は新たな人生のスタートとなります。
3. 熟年離婚された夫はどうなる?|熟年離婚のリスク
熟年離婚はメリットだけでなくデメリットもあります。金銭面、健康面など不安は尽きません。熟年離婚をされた場合、以下のような生活を送ることになるかもしれません。
3-1. 財産や年金などが減る
離婚をすると、財産分与や年金分割が行われ、自分の財産が減ります。財産分与は、専業主婦であっても家事や育児で家庭に貢献していることから、原則として夫婦の財産の2分の1を取得する権利 があります。
年金分割を行えば、夫が支払ってきた厚生年金保険料の支払い実績が妻にも分けられる結果、将来夫が受け取る年金額が減ることになります。
3-2. 自分で家事をする必要がある
離婚後は、食事や洗濯、掃除などの家事を自分でしなければなりません。妻に家事を任せきりで、ごはんの炊き方や洗濯機の回し方も分からないという人にとっては大きな負担 となるでしょう。離婚後は外食やスーパーの惣菜に頼らざるを得ず、健康を害してしまうケースも あります。
3-3. 病気やケガや介護など頼れる相手がいない
離婚後は、病気やケガをしても助けてくれる相手がいなくなります。また、妻に自分の親の介護を任せていた場合、以後は自分が親の介護を行う必要 があります。自分が病気やケガなどで動けなくなると、親の介護が困難になるケースも考えられます。
3-4. 子どもや孫に会えない恐れがある
妻に育児を押し付けて、子どもとの信頼関係を築けていない場合、熟年離婚をしても子どもが会ってくれないこともあります。孫がいても、子どもが会わせてくれなければ孫に会うことも叶いません。
3-5. 孤独や喪失感に襲われる
当たり前の存在だと思っていた妻がいなくなると、孤独や喪失感に襲われることがあります。身近な話し相手がいなくなると、心身を病む人も少なくありません。熟年離婚をした男性の寿命は、離婚していない男性に比べて10年短くなるとも言われています。
4. 妻から熟年離婚を切り出されないためには
自分が「熟年離婚される夫の特徴」に一つでもあてはまると思ったら、すぐに離婚を回避する行動をとるべきです。具体的には、以下のような行動が挙げられます。
妻とよくコミュニケーションをとり、早いうちに妻の不満を把握する
妻の意見や行動を何でもかんでも否定しない、上から目線の物言いをしない
日頃から妻に感謝を伝え、労う
お互いに関心を持ち、共通の趣味や二人で出かける時間を作る
妻との生活において、しっかりとコミュニケーションを取ることは欠かせません。ただし、その際に妻を否定するような言動は避けてください 。どんな話題でも否定されてしまうと、相手は話す気を失ってしまいます。また、自分の善意からの行動が必ずしも相手を喜ばせるとは限りません。
上手に会話できない場合でも、話をじっくり聞き、感謝の気持ちを伝える だけで、妻の心は動くかもしれません。出かける時間を作るなど、関心を持っていることを行動で示すことが大切です。

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5. もし妻から熟年離婚を切り出されときの対処法
熟年離婚を避けたいのであれば、少しでも夫婦関係が改善するように行動しなければなりません。もし妻から熟年離婚を切り出された場合は、以下のような対処法が考えられます。
妻の不満を聞いて反省する
離婚に応じず話し合いをする
夫婦関係の修復に努める
家庭内別居で離婚せずに話し合いを継続する
離婚が避けられないなら弁護士に相談する
それぞれについて解説します。
5-1. 妻の不満を聞いて反省する
妻から離婚を切り出されたら、まずは妻の不満を聞き、反省することが重要です。妻の指摘を真摯に受け止め、今後の改善策を伝えましょう。妻から指摘されると感情的になったり、プライドが傷ついたりするかもしれませんが、自分の態度を改めなければ事態は好転しません 。
5-2. 離婚に応じず話し合いをする
離婚をしたくない場合は、すぐに離婚の合意をしないようにしましょう。片方が離婚を拒否している場合、法定離婚事由(民法770条1項)がなければ離婚は認められません。不倫やDV、モラハラなどの離婚原因がない限り、離婚は夫婦の合意なしには成立しません 。まずは話し合いをすることが大切です。
5-3. 夫婦関係の修復に努める
妻と話し合う余地があるのなら、夫婦関係の修復に努めましょう。もし当事者間で解決が難しい場合は、家庭裁判所に「夫婦円満調停」を申し立てることも選択肢の一つ です。夫婦円満調停とは、夫婦関係を円満に戻すために、家庭裁判所の調停委員を介して話し合いをする手続きです。調停では夫婦が直接顔を合わせることはなく、公正な第三者が間に入ってくれるので、互いに冷静に話し合うことができます。
5-4. 家庭内別居で離婚せずに話し合いを継続する
妻の離婚する意思が強い場合は、家庭内別居をしながら話し合いを続ける方法もあります。家庭内別居であれば、修復の可能性も十分あるでしょう。
ただし、完全別居をして別居期間が長くなると、夫婦関係は破綻しているとして離婚が認められる可能性があります。離婚したくないのであれば、できる限り別居は避けた方がよい でしょう。
5-5. 離婚が避けられないなら弁護士に相談する
妻の離婚意思が固く、離婚が避けられない場合は、弁護士に相談してください。弁護士であれば、離婚原因があるかどうか、離婚が成立するかの見通しを立てられます。仮に離婚になった場合のデメリットや注意点をアドバイスしてもらえます 。
6. 熟年離婚される夫の特徴についてよくある質問
7. まとめ 熟年離婚される夫の特徴に当てはまったら夫婦関係の改善をすべき
熟年離婚される夫の特徴はさまざまですが、「日頃から妻に感謝しない」「家事を手伝おうともしない」「モラハラに耐えてきた妻が子どもの自立を機に離婚を決意する」といったケースが多いです。老後も夫婦で一緒に過ごしたいのであれば、まずは感謝を伝え、妻に関心を寄せることが重要です。もし、自分だけで状況を改善することが難しい場合は、夫婦カウンセラーなどの専門家に相談して、適切なアドバイスをもらいましょう。
(記事は2025年2月1日時点の情報に基づいています)