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1. モラハラ妻とは?
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1-1. 夫婦喧嘩との違いは対等でないこと
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1-2. モラハラ妻に密かに悩む男性がいる
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2. 【チェックリスト】モラハラ妻の特徴9選
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2-1. 無視する
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2-2. 嘘や悪口を周囲に告げる
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2-3. 暴言を吐く
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2-4. 従わせようとする
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2-5. 夫への感謝がない
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2-6. 子どもに悪口を吹き込む
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2-7. 何を言っても否定してくる
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2-8. 夫の所有物を許可なく捨てる
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2-9. 束縛、監視する
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3. 妻がモラハラになる原因
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3-1. 本人の気質
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3-2. 子育てや夫へのストレス
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3-3. 幼少期の影響
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4. 妻からのモラハラへの対処法
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4-1. ストレスを軽減させる
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4-2. 言いなりにならない
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4-3. 別居など物理的に距離を置く
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4-4. 専門機関に相談する
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5. モラハラ妻と離婚するための準備
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5-1. 証拠を集める
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5-2. 離婚後の生活を検討する
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5-3. 弁護士のサポートを受ける
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6. モラハラ妻に関するよくある質問
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6-1. モラハラをされる夫に特徴はある?
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6-2. 妻のモラハラは治る?
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6-3. モラハラ妻にカウンセリングを受けてもらえるのは意味がある?
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7. まとめ モラハラ妻に悩んだら弁護士に相談を
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1. モラハラ妻とは?
モラハラ(モラルハラスメント)とは、言葉や態度などにより相手の人格や尊厳を繰り返し執拗に傷つける行為をいいます。恐怖や苦痛を相手に与え、相手の心を支配する精神的DVの一種です。
特に家庭内でモラハラ行為を行う妻は「モラハラ妻」と呼ばれています。
1-1. 夫婦喧嘩との違いは対等でないこと
モラハラと喧嘩の違いは、双方の関係性が対等でない点にあります。家庭内の出来事をきっかけに口論に至っている点では、一般的な夫婦喧嘩と同じです。しかし、仲直りの後にも不機嫌である、一方の怒り方が度を超えているなどの場合、モラハラに該当する可能性 があります。
1-2. モラハラ妻に密かに悩む男性がいる
モラハラは精神的に追い詰めるDVであるため、物理的・身体的な暴力とは異なり表面化しづらい傾向にあります。これには、男性がプライドや体裁を気にして外部への相談を躊躇してしまうことも理由の一つ として挙げられます。
そのため、診断書や写真といった客観的な証拠も残らないまま、一人で密かに悩んでいる男性は少なくありません。
2. 【チェックリスト】モラハラ妻の特徴9選
モラハラ妻には、以下のような特徴があります。
2-1. 無視する
目に見えた行動や嫌がらせをするわけではないものの、家庭内で声をかけても無視したり、必要事項(生活費や子どものこと)だけを業務連絡のようにしたりする人がいます。
その程度はさまざまで、同じ家に住んでいながら挨拶をしない、連絡をSNSでやり取りをする、ときには子どもを巻き込んで片方の親に話しかけないように働きかける、といったケースがあります。
2-2. 嘘や悪口を周囲に告げる
夫より優位に立ちたい気持ちから、夫の嘘や悪口を実の両親や義父母などの親族、近所の人や共通の知人などに告げる人もいます。
例えば、夫がやむを得ない事情でたまたま帰りが少し遅くなったことを、周囲に対しては「本当にいつも帰宅が遅い!」と話すように、事実を誇張して夫を悪く言いがちな人はモラハラ傾向にあるでしょう。他にも、「犯罪をした恐れがある」「協力を求めたら暴言を浴びせられた」「帰宅が遅いのは不貞行為をしているからだ」といった推測が混じった嘘をつくのも、モラハラ妻にときおり見られる行動です。
2-3. 暴言を吐く
無視や嘘の他に、心無い言動や暴言を吐くモラハラ妻もいます。
暴言には、「甲斐性がない」「稼ぎが少ない」「頼りにならない」など、夫のプライドを刺激するようなもの も含まれます。悪質なケースでは侮辱に相当する発言もみられますが、夫側は「妻を怒らせたくない」とコミュニケーションを諦めてしまう場合もあるようです。
2-4. 従わせようとする
言うことを聞かせて、従わせようとしてくるのもモラハラ妻にみられる特徴です。家庭内だけでなく仕事の人間関係にも介入し、自分の思いどおりに従わせようとします。従わせ方には、単純に言うことを聞くように告げるだけのものもあれば、長期にわたり繰り返し不安を与えてくるものもあります。
またモラハラ妻の行動として、夫の行動を制限したり、周囲から遠ざけたりすることで、家族以外の人との直接的なコミュニケーションを遮ろうするのも特徴的です。そのため、親族からも孤立する状況を作り出し、夫の精神的な自由を奪い、支配をしようと働きかけ てきます。
2-5. 夫への感謝がない
夫への感謝や気遣う気持ちがないことで、モラハラ行為を常態化させている妻もいます。モラハラ妻の中には、夫が自分のために行動したり、自分を労わったりするのを当然のものだと考えている人がいます。そうした人は、夫への感謝や労いの言葉が少ないどころか、不満ばかりを口にしていることも多いでしょう。
2-6. 子どもに悪口を吹き込む
モラハラ妻の中には子どもに悪口を吹き込み、夫への攻撃をさらに強める人もいます。
特に幼い子どもは、母親の言葉をよく理解しないまま受け入れてしまいがちです。母親からの悪口を頻繁に耳にすることで、父親に対して否定的な言動をとるケースも珍しくありません。
このように、妻からのモラハラだけでも精神的に疲弊しやすい中、子どもからも攻撃を受けることで、さらに追い込まれてしまう夫は多い です。
2-7. 何を言っても否定してくる
言うことを聞くように告げる中で、夫の意見や反論をとにかく否定する行為もモラハラに該当します。また、意見を否定するだけでなく、根拠なく感情のままに人格を否定する言葉を使う のも、ときおり見られる特徴です。
2-8. 夫の所有物を許可なく捨てる
モラハラ妻は、夫自身だけでなく所有物に対してもぞんざいに扱うことがあります。例えば、夫が大切にしている物を無断で捨てたり、壊したりしてしまうといった行動です。
モラハラ妻が夫の物を捨てる行為には、断捨離や家をキレイに保ちたいといった意図ではなく、夫の所有権や感情を軽視した支配的な意識があります。
また捨てるときには、話し合いや相談はないため、夫の許可がないのはもちろん、本人が気づかなければ、捨てた事実すら告げられないこともあります。
2-9. 束縛、監視する
夫を無視するのとは反対に、束縛や監視をする妻もいます。その方法はさまざまで、仕事の後に寄り道せずに帰ってこさせる、居場所がわかるように位置情報を共有するアプリをいれさせる、連絡先をすべて教えさせる などの行動が挙げられます。
エスカレートしていくと、実現が困難な要求をされる可能性があるため注意すべきです。働かせない、仕事をやめさせるなど、夫自身の社会的な立場に影響をおよぼすこともあります。
3. 妻がモラハラになる原因
妻がモラハラをするようになってしまったのはなぜなのか、何が原因なのかと悩む人もいるでしょう。ここではモラハラになる原因として考えられる理由を3つ説明します。
3-1. 本人の気質
本人の性格や気質が原因となっている場合があります。プライドが高かったり、夫より優位に立ちたい欲求があったりすると、モラハラに発展しやすいでしょう。
ほかにも、
・他者を見下す
・自分を正当化する
・人前で褒められたい
・些細なことで怒りやすい
・自分を守るために嘘をつく
上記のような気質がある妻は、モラハラ妻になる可能性があります。
3-2. 子育てや夫へのストレス
子どもの産前産後は環境や体調の変化が生じやすく、ストレスを抱えやすい時期です。また、子どもが育つにつれて進学や就職など年齢に応じた悩みが生じます。
その一方で、「夫が家にいる時間が短く悩みを共有できない」「子育ての負担が妻に偏っている」「夫の給料が安定しない」などの不満が重なり、子育てや夫へのストレスが絶えない状況に陥る可能性があります。
このような不満やストレスから、夫への感謝や期待がなくなり厳しい言動へとつながるケースも少なくありません。
3-3. 幼少期の影響
モラハラ妻自身が、幼少期にモラハラが行われている環境で育ってきたことで、同様の行為をしてしまうケースがあります。他にも、両親の離婚や虐待など、幼少期の辛い経験が心の傷となり、モラハラの原因となっていることも考えられるでしょう。
4. 妻からのモラハラへの対処法
妻からのモラハラへ対処するには、以下4つの方法があります。特に環境が原因の場合は、改善を期待できるかもしれません。
4-1. ストレスを軽減させる
家事や子育てからくるストレスや生活環境が原因となっているのであれば、モラハラを改善できる可能性があります。
まずは、夫婦間で話し合って原因がどこにあるか探りましょう。そのうえで、モラハラをなくせるかを試みてください。
家事や子育てのストレスが原因の場合には、家事の負担割合を見直し、妻がリラックスできる環境や一人で趣味を楽しめる時間を設けるなど、具体的なサポートを提案してみるのもよいでしょう。特に、育児を妻に任せきりにしている人は、協力し合って家庭を支える姿勢を示し、お互いを尊重し合える関係を築けるよう心がけてください 。
4-2. 言いなりにならない
何をしても否定し、夫を支配しようとする妻には、毅然とした態度で言いなりにならない姿勢を示すことも大切です。自分の意見や感情を表現する、ハッキリをNOを伝えるなど、対等な関係性を意識 しましょう。
4-3. 別居など物理的に距離を置く
モラハラが改善されない場合は、自分から距離を置くことも対処法の一つです。モラハラ妻のそばに居続けると、うつ病を発症するなど、心身に悪影響を及ぼす恐れがあります。
ただ、いざ別居しようとすると、子どもはどうするか、ただちに離婚の話し合いをするかなど、不安要素も多くあるでしょう。実際、子どもとも別居してしまうと、離婚後の親権争いでは不利になる可能性があります。離婚を前提に別居する場合、離婚に詳しい弁護士に事前に相談することをおすすめします。
4-4. 専門機関に相談する
モラハラ妻本人との話し合いや、友人や親族に相談をしても根本的な解決につながらない場合は、弁護士をはじめとする専門機関への相談を検討しましょう。また、DV相談ナビダイヤルや各自治体に設置されている配偶者暴力相談支援センターなら、「自分の置かれている状況はモラハラ被害に該当するのか?」といった疑問にも答えてくれます。
専門機関に相談することで、具体的な解決策やモラハラから脱却した後の生活を考えるきっかけが得られるでしょう。

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5. モラハラ妻と離婚するための準備
モラハラ妻と離婚したいと考えている場合は、以下3つの準備を整えておくことが必要です。
5-1. 証拠を集める
まずは当事者同士で離婚の話し合いを試みますが、うまくいかないケースもあります。
将来的に調停や裁判への移行を検討しているならば、モラハラ被害を裏付ける証拠を集めておきましょう。
証拠を集める方法には、メールやSNSでの発言履歴を残しておく他、ボイスレコーダーやスマートフォンを使いモラハラと捉えられる言動の録音、録画 などが挙げられます。しかし録音や録画が困難であっても、以下のようなものも立証に役立ちます。
・日記
・スケジュールアプリ
・モラハラを原因とした通院時に処方された薬剤のお薬手帳
・傷病名や原因が記載された診断書
・カルテ開示により受け取った医師の診療録
・専門機関や親族に相談した際のメールや申込書
このような記録や書類は証拠として価値が高く、モラハラ被害を第三者に伝えられる点で極めて重要な資料であることに違いありません。
筆者の経験上、法律相談の場やご依頼いただいた後の打ち合わせでこれらの証拠を拝見することで、話を聞くだけでは実感しにくかったモラハラの内容を、生々しく理解できることが多々あります。
ただし、モラハラ妻は、後日残るような方法(例えばメール、SNS、手紙など)では、モラハラと読めないような丁寧で冷静な表現を使うなど、証拠を残さない傾向もあるため、客観的な証拠集めが難しいこともあります。
5-2. 離婚後の生活を検討する
生活拠点や子どもの親権、収入を確保する方法など、別居や離婚後の生活について、可能な限り具体的なイメージを固めておくべきです。
子どもの親権や離婚に伴う支払いの有無など不安要素がある場合には、弁護士に相談することで、良い方法を一緒に検討できます。
5-3. 弁護士のサポートを受ける
いざ離婚する決意が固まっても、モラハラ妻との話し合いは難航することが多いです。その場合、弁護士に依頼すれば、法律や豊富な経験に基づき、離婚や慰謝料請求の方針をともに考えてくれます。また、モラハラ妻との交渉も担ってくれます 。かたくなに離婚を拒否していたモラハラ妻が、弁護士が代理人になったとたんに、態度を変え、離婚にも合意するケースがあります。
また、交渉での解決が困難な場合は、調停や裁判離婚などのサポートもできます。その際に必要となる証拠の集め方や、交渉材料としての効果的な使い方など対応範囲も広いため、少しでも離婚を視野に入れている人は、一度相談してみるとよいでしょう。
6. モラハラ妻に関するよくある質問
6-1. モラハラをされる夫に特徴はある?
特徴としては、なんでも言うことを聞く人、意見や考えを積極的に示さずに強く反論できない人、恐怖から委縮して妻の意見に合わせにゆく傾向がある人、反省することが多い生真面目な人などが挙げられます。
本来は、優しい、強調性があるなどのポジティブな特徴でも、モラハラ被害に遭いやすくなる可能性があります。
6-2. 妻のモラハラは治る?
家事や育児のストレスなどが原因の場合、環境の改善により治る可能性はあります。とはいえ、モラハラ行為を自覚をしたり、原因の改善をしたりするために必要な相談や話し合いを、夫婦間で行うこと自体が困難なケースが多い傾向です。
6-3. モラハラ妻にカウンセリングを受けてもらえるのは意味がある?
環境改善のきっかけになるため、カウンセリングは有効です。ただし、第三者の力を借りることを嫌うモラハラ妻は多いため、夫婦両方ともカウンセリングを受けるなど、そこに至るまでの方法は検討する必要があるでしょう。
7. まとめ モラハラ妻に悩んだら弁護士に相談を
妻からの無視や暴言、否定的な言動はモラハラ行為に該当します。ただ、実際にモラハラ被害を受けていても、どのように指摘するか、自覚を促して改善できるか、改善できない場合はどうしたらよいのかなど一人で解決するのは困難です。
現状への対処として別居や離婚を視野に入れている人は、弁護士など専門家からのアドバイスを受けるべきです。具体的な証拠の集め方や、離婚準備もサポートしてくれるため、まずは相談してみましょう。
(記事は2025年2月1日時点の情報に基づいています)