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夫婦カウンセリングとは? 相談できる内容からメリット、費用、事例まで紹介

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夫婦カウンセリングに関する図解
夫婦カウンセリングで話し合う問題は、コミュニケーション、不貞行為、セックスレス、価値観の違いなど多岐にわたります
「最近、パートナーとの関係がうまくいかない」「このまま結婚生活を続けていけるか不安」と感じていませんか? そのような悩みを抱えている方は、夫婦カウンセリングが解決の糸口になるかもしれません。この記事では夫婦カウンセリングについて、その特徴やおすすめのケースなどを夫婦関係のテーマを専門に扱うカウンセラーが解説します。
目 次
  • 1. 夫婦カウンセリングとは
  • 2. 夫婦カウンセリングで話し合う問題
  • 2-1. コミュニケーションにまつわる問題
  • 2-2. 価値観の違い
  • 2-3. こどもや子育てに関すること
  • 2-4. 金銭面や経済面
  • 2-5. 不貞行為
  • 2-6. セックスレス
  • 3. 夫婦カウンセリングが向いている人
  • 4. 夫婦カウンセリングは意味ない? 夫婦関係について話し合うメリットやデメリット
  • 4-1. 夫婦カウンセリングのメリット
  • 4-2. 夫婦カウンセリングのデメリット
  • 5. 夫婦カウンセリングの料金の目安
  • 6. 夫婦カウンセリングの流れ
  • 7. 夫婦カウンセリングを受けるにあたって
  • 7-1. 批判はリクエストに変換して話す
  • 7-2. 自己防衛よりも共感を
  • 7-3. 離婚の希望が強いなら別の専門家へ相談する
  • 8. 夫婦カウンセリングによる解決事例
  • 8-1. 事例①不貞発覚後の再構築
  • 8-2. 事例②セックスレスに隠れた問題
  • 9. 夫婦カウンセリングに関してよくある質問
  • 10. まとめ 夫婦の問題は背景から見つめ直すカウンセリングが有効

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1. 夫婦カウンセリングとは

夫婦カウンセリングとは夫婦関係に関わるテーマを扱うカウンセリングのことです。

夫・妻がそろってカウンセラーの元に来談するスタイルを中心とし、第三者としてカウンセラーが入り、双方の話を聴くことを中心に進めます。話し合いや対話の前段で、現状についての認識、感情、過去のわだかまり、これからのビジョンなどを丁寧に時間をかけて話し、聴く時間を持ちます。

カウンセラーは夫婦それぞれの希望やゴールを大切にしながらも、問題の整理、感情の言葉化・翻訳、認知のクセの認識、わだかまりの解消、コミュニケーションの改善のアドバイスや情報提供などを行い対話につなげます。傾聴だけでなく、コーチング・ティーチング的なアプローチも含みます。

心療内科などの医療機関が行う治療を中心としたカウンセリングや、裁判所の調停とも異なり、気持ちや想い・問題をカウンセラーとパートナー双方と話しながら自身とも向き合い、関係性改善とそれぞれのゴールへの道筋を専門家と共に探る場 です。

夫婦カウンセラーに国家資格はありませんが、臨床心理士や公認心理師の有資格者がカウンセラーとなっている場合もあります。

2. 夫婦カウンセリングで話し合う問題

夫婦カウンセリングのテーマは、コミュニケーションにまつわる問題、不貞、不仲や喧嘩、セックスレス、モラルハラスメント、産後の役割変化、義家族問題、など多岐にわたります。

それぞれのテーマが絡み合っていることも多く、出来事や状況を聴きながらまずは問題を整理していきます。

2-1. コミュニケーションにまつわる問題

コミュニケーションがスムーズに取れないことは大きなストレスになります。どこの家庭もこんなものと諦めるのではなく、些細なことでもつらいことには声をあげ、専門家を頼ってみることは継続的に良好な夫婦関係を維持する上で価値のあること です。

いずれか一方、もしくは双方が神経発達症(発達障害)などの特性がありコミュニケーションに困難が生じている場合は、まずその特性の受容と理解から始める必要があります。

重なる衝突やすれ違いで一方が意図的にコミュニケーションをとることを諦めていたり、遮断している場合もあります。「どうせ何を言っても自分の意見は通らない」「いつも嫌な反応をされる」と気持ちを抑え込んでいることもあります。

また、モラハラや人格否定を含むようなやりとりの場合、まず、これが続くのであれば婚姻関係は継続し難いという覚悟と宣言が必要な場合もあります。本人は悪いことをしているつもりや自覚が無いことも多く、「あなたに否があるから指摘しているだけ」「それでは人として成長しない」と思い込んでいるなど、相手がどれほど傷ついているかに目を向けられていません。中には問題を自覚できなかったり、考え方や行動を変容できなかったりする人もいますが、その場合でも、真剣に声をあげたけれど難しいんだ、という一区切りの判断材料になります。

喧嘩が絶えないというケースでは、未解決のわだかまりや、喧嘩の場や熱量を使わないと聞いてもらえないと感じている背景があるかもしれません。

2-2. 価値観の違い

「価値観の違い」が問題になっているケースでは、違いを尊重できず受け入れられないほどのわだかまりが潜んでいることが少なくありません。ここではお互いの理解や、歩み寄り、共感が関係性改善の鍵 となります。

一方、こどもを持つかどうか、セックスレスへの向き合い方、居住地など、結婚生活を継続し難いほどに譲れない価値観の相違があるようなケースでも、紐づく繊細な感情も含め対話を進めるのにカウンセリングは有効です。

2-3. こどもや子育てに関すること

夫婦2人だけではほとんど問題がなかったのに、こどもが生まれてから衝突が出てくることもあります。

乳幼児期の役割分担や、こどもへの関わり方、進学の方向性など、意見の違いや思い入れの深さの違いなど、夫婦間で問題になりやすいテーマです。

2-4. 金銭面や経済面

金銭感覚の違い、家計の管理方法、収入と家事育児の分担バランスなど夫婦の間でストレスが生じていても、なかなか話し合いづらいのがお金の問題です。

お金にはさまざまな観念やコンプレックスも紐づいていることがあります。また、正解があるわけではなく、それぞれの人生設計や優先順位と合わせて豊かさを構築していくことが求められる分野です。大きな不満や問題が生じているときにはもちろん、結婚生活の始まりやライフステージが変化するタイミングに、前向きな対話の場としてカウンセリングを活用できます。

2-5. 不貞行為

夫の不貞、妻の不貞ともにご相談案件として、とても多いテーマです。

不貞にもさまざまなケースがありますが、カウンセリングでは「不貞発覚後の夫婦がどのような痛みを持つのか」「どういった対応が傷を広げてしまうのか」「傷を癒すことや信頼回復のためにどういった取り組みが必要か」など、多くの事例をもとに多様な提案が行われます。

傷ついた心に特効薬はないのですが、再構築に向かう場合、不貞をした側がなぜ不貞に至ったのか、しっかりとした内省・自己分析することは、リスク管理、新たな信頼の積み上げから見て重要 な要素となります。

2-6. セックスレス

夫婦間でもセックスは話しづらいテーマですが、セックスレスの悩みが大きくなると精神的な落ち込みもとても大きくなってしまいます。

他のコミュニケーション全般に問題が波及し、不貞など別の問題を引き起こすリスクもあります

一般的にどうか、周囲がどうかに囚われず自身がどう感じているかを大切に、まずはパートナーとの対話の場としてカウンセリングを利用されることをおすすめします。

3. 夫婦カウンセリングが向いている人

夫婦カウンセリングは、婚姻関係にある夫婦だけでなく、事実婚カップル、同性パートナーなど関係性にコミットし、家庭を運営していく2人を対象としています。

事業者により異なりますが、筆者が代表を務めるライフデザインラボでは、離婚後の子育てを共にする2人や婚約中のカップルの相談も受け付けています。心療内科などに通院中である場合は、医師に相談の上で来談することをおすすめします。実際、医師から夫婦カウンセリングを勧められて来談する例も少なくありません。DV(家庭内暴力)がある場合など、一律にお断りはしておりませんが、関係修復よりも離れる選択や専門機関に相談することを強くおすすめするケースもあります。

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4. 夫婦カウンセリングは意味ない? 夫婦関係について話し合うメリットやデメリット

夫婦関係は、人生の幸福度を大きく左右します。

それなのに、私たちは夫婦のコミュニケーションや、ライフステージの変化に合わせた親密感や成熟さについて学ぶ機会がほとんどありません。サンプルは自身の親だけである場合も多いでしょう。

何か問題が生じたときにはもちろん、問題とまではいかない事柄の話し合いの場としても、専門家である夫婦カウンセラーに相談することをおすすめしたいと筆者は考えています。

4-1. 夫婦カウンセリングのメリット

カウンセラーという第三者と、パートナーがいる場で自分の考え・意見・気持ちを話すというプロセスがまずはとても大きな意味を持ちます 。普段言えていないことがある人はスッキリすることもあるでしょうし、否定されると感じていた人は、否定されず聞いてもらえたという手応えを感じられることもあります。伝えるために内省するプロセスで、「怒りよりも寂しかったんだ」というような自分の想いに気づくこともあります。

”現状を打開したい” ”より良い関係を築きたい”という2人の意識やコミットがあれば、カウンセリングにはメリットが大きくあります。

4-2. 夫婦カウンセリングのデメリット

日本ではカウンセラー数が少ないことから、通いやすい地域に、自分たちと相性が良く、予約可能なカウンセラーをなかなか見つけられないという点があります。また、日本では保険適応などがない分野で、費用がかかります。

夫婦2人のゴールが違う場合、それがはっきりしてしまうこともあります。うやむやにしていれば、離婚は避けられたかもしれないという関係性でも、カウンセリングという対話の場で、相手のはっきりとした拒絶や、離婚の意思を受け取ってしまうこともあります。

また、相手が正直に対話する気がない場合や、心を開いて向き合う意欲が全くない場合、カウンセリングの場には同席するけれど形式だけ、という場合は2人での取り組みとしてはあまり機能しないので、夫婦のテーマに1人でカウンセリングを受けた方が良い場合や、他の専門機関への相談がおすすめの場合があります。

他にも、カウンセリングだけでは解決できないケースがあります。例えば投薬治療が必要な精神疾患や障害を持つ場合、シェルターや専門の対応を必要とするDVの領域、依存症治療などの専門分野にかかる場合などです。離婚がどれくらいの手順と期間で成立できそうかや慰謝料、親権・養育権の問題などは、弁護士への相談が優先されることがあります。

5. 夫婦カウンセリングの料金の目安

1時間あたり1〜2万円程度の事業者が多く見られます。

ライフデザインラボでは、1回2時間、3・4カ月間の4回程度でひとつの問題について向き合い、日常の変化を見ながら取り組むことをひと区切りとするのが、よく見られるケースです。この段階で対話の基盤が作られ始めた夫婦は日常で取り組むこととなり、その後数クールかけていくつかの問題と向き合っていくケースもあります。

こうした例とは別に、数年にわたり伴走型で毎月取り組むようなケースも稀にあります。

6. 夫婦カウンセリングの流れ

夫婦カウンセリングの流れは、状況によってさまざまですが、以下のように進められることが大半です。

  1. 夫婦それぞれの目線で起きていること、感じていること、現在ゴールとしていることをヒアリングします。

  2. 問題を整理します。カウンセラーの見立てや、質問を通して進めます。

  3. 今回のカウンセリングで扱う範囲のこと、今回のカウンセリングでのゴールを設定し共有します。

  4. 3で設定したゴールに向けて、認知のクセを確認したり、家族のパターン(生い立ちなど)を見直したり、過去に傷ついて未消化なままの想いについて感情の解説・翻訳を介入しながら、話してもらったりします。生活上のシステムの変更で解決しそうな場合は提案も行います。

  5. 日常で気を付けること、取り組むことなどを決めることもあります。

7. 夫婦カウンセリングを受けるにあたって

夫婦カウンセリングを受けるにあたっては、いくつか意識したほうがよいことがあります。ここでは筆者が特に重要と考えるポイントを3つ紹介します。

7-1. 批判はリクエストに変換して話す

筆者がカウンセリングの中で高頻度でお伝えするのがこの点です。

夫婦関係にこれまで悩み、つらい想いや伝わらない哀しさを抱えてきた人が、勇気を出して対話を始めるとき、どうしても溜まった想い・不満の中から相手への批判を続けてしまうことがあります。

夫婦というとても近い関係性の中、個としての境界線を踏み越え、最初に批判からやりとりしてしまうと、そこは他の人間関係と同様、心を開いて受け容(い)れ、愛したいとは思いづらいものです。

理解してほしいと感じる相手への批判は、自分が何をしてほしいのかのリクエストに翻訳・変換して話してみる と、違いが生まれます。

カウンセリングの中で、批判を言ってはいけないという訳ではありません。むしろ溜まったものはたくさん吐き出して楽になっていただきたいと思います。ただし、このプロセスを意識できると、とても効果的に関係性改善へのプロセスが進みます。

7-2. 自己防衛よりも共感を

パートナーが問題について話すとき、”批判されている” ”否定されている” ”ダメ出しされている” と、構えてしまうものです。「そんな言い方はしていない」「あなただって○○じゃないか」と自己防衛からの反論が出てきます。もちろん自然なことです。しかし、そこで「自己防衛かもしれないな」と自身をみつめ、「相手はなぜこうやって言ってくるのだろう。どんな気持ちなんだろう」と相手の心にも目を向け共感を寄せられたら、コミュニケーションも関係性も大きく変わります

カウンセリングは、どちらに非があるのかを判断する場所ではありませんし、カウンセラーはどちらかだけの味方ではありません。心の痛みに対して寄り添いますので、常に中立ではなく、時には一方の気持ちをサポートしながら進行するタイミングもありますが、構えすぎず取り組むことをおすすめします。

7-3. 離婚の希望が強いなら別の専門家へ相談する

離婚の希望が強い場合、本人の代理ができる弁護士をはじめ、書面作成について代行できる行政書士などの専門家への相談も検討すると良い場合があります 。調停手続きにおける調停委員との話し合いも含め、併用されているケースも少なくありません。

離婚を希望しているときでも、心理的なわだかまりを解消しておくと双方の合意までがスムーズな場合や養育するこどもがいる場合など、離婚までの期間や離婚後の関係性を整えるといった役割をカウンセリングに持たせることも可能です。

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8. 夫婦カウンセリングによる解決事例

夫婦カウンセリングによる解決事例を2つ紹介します。どのように進められるのか、具体的なイメージをつかむときの参考としていただけたらと思います。

8-1. 事例①不貞発覚後の再構築

Aさん(妻)Bさん(夫)夫妻は、Bさんの不貞が発覚後、一時は離婚を考えるも、未就学のお子さんが2人いることも含め思いとどまり、再構築を決め、発覚のタイミングから半年後、相手方への慰謝料請求などは弁護士を通じて終えた状況で来談されました。

妻のAさんの傷がなかなか癒えず、直近では以前より高頻度でフラッシュバックして、その度に夫のBさんを責めてしまうのですが、Bさんとしてはもう謝罪はしているし、そろそろ前を向いてほしい、できることはやりたいが、繰り返し責められるばかりではどうしたら良いのかわからない、とのことでした。

カウンセリングの場では、夫婦がお互いに、いつもは感情的に伝えてしまうことを時系列で整理した上で、それに対してどんな感情を持っているのか、何をしてもらいたいのかを相手にしっかり伝えること、そしてそれを受け止めてもらえたという体験を重ねていきました。

こうした積み重ねによって少しずつフラッシュバックの頻度を下げられたり、フラッシュバックが起きているときに、具体的な質問があるのか、ただ気持ちを聴いてほしいのか、前置きしましょうというカウンセラー側のアドバイスを聞いたりすることによって、夫のBさんも、「責められていると構えすぎず、真摯に気持ちに寄り添って聴くしかないんだ」と取り組むことができるようになりました。

少しずつこの部分がケアできるようになってくると、妻のAさんも、日常でつらく当たりすぎていたことに目を向けられ、前よりも感謝する気持ちが戻ってきたと言います。Bさんが痛みやつらさを分かってくれない分、辛くあたらないと、風化してしまうのではないかと思っていたのかもしれないと、話してくれました。

8-2. 事例②セックスレスに隠れた問題

Cさん夫妻は産後数年にわたるセックスレスの問題を抱えていました。

カウンセリングではなぜレスになってしまったのかを、これまでの夫婦の歩みを振り返ることで掘り下げていきました。すると妻のDさんからは、つわりでつらいときに夫が寄り添ってくれなかったことなど、誰にも話せなかったわだかまりが少しずつ言語化されてきました。一方、夫のCさんも「こどもが生まれるから」と仕事に打ち込みすぎたことで、妻の気持ちに無頓着であったことに気が付きました。

セックスレスに関する問題ではとかく行為としてのセックスにとらわれてしまいやすいものです。カウンセリングでは、「なぜできなくなったのか」「どうして前向きになれないのか」と、セックスレスに隠れた問題の本質に目を向け、見直すことで改善に向けた取り組みを見つけていきました。

9. 夫婦カウンセリングに関してよくある質問

Q. 夫婦カウンセリングは1人でも受けられる?1人だと効果がない?
夫婦の問題は2人揃って取り組むことができればもちろん良いのですが、1人でできることもたくさんあります。多くのカウンセラーが1人での取り組みを受けています。パートナーがカウンセリングに対して前向きでない場合は、同席の参加回答を待つよりも1人で始める方が効果的かと思います。
Q. 夫婦カウンセリングを受けるべきタイミングは?
友人や、家族に聞いてほしいなと思う問題や悩みがあるとき、また逆に誰にも相談できないなと思うときにも、まずは、カウンセリングを検討してみてほしいと思います。カウンセラーにはより専門知識があるということだけでなく、身近な頼れる人への相談は、その人への負担や関係性への影響も大きいものです。 また、繰り返す衝突・喧嘩があるときや、離婚を切り出されたとき、不貞が発覚したときなど、「これは夫婦カウンセリングを検討するといいのかな?」と浮かんだ際がタイミングです。早ければ早いほど良いと思います。
Q. パートナーが参加を拒否したときは?
まずは1人でのカウンセリングから始めることをおすすめします。 同時に、「夫は絶対に来てくれないと思っていましたが、勇気を出して来てほしいと伝えたら、意外にもすんなり応じてくれた」という例も少なくないので、たとえば「あなたに非があるから変えてほしい」というニュアンスから、「私の気持ちを伝えたい。聞いてほしいから来てほしい」と変えるなど、誘い方に変化をつけてみるのもひとつです。
Q. どちらかの心身に問題がある場合は?
心療内科にかかっている場合、医師に相談の上、申し込むことをおすすめします。 鬱(うつ)病のような精神疾患の場合、症状によっては向き合うことがとても負担になるため、扱う範囲が限定的になる場合もあります。 事業者によっては一律で断っている場合もありますので、事前に確認しましょう。

10. まとめ 夫婦の問題は背景から見つめ直すカウンセリングが有効

夫婦は恋愛感情や家族としての愛情をベースとしながら、毎日の暮らしを運営する、他にない親密な関係です。

それぞれの価値観や生まれ育った環境、感情の蓄積などがあり、問題を抱えたときに、万能な特効薬がありません。問題点を特定するだけ、解決策を指摘されるだけではなく、背景をゆっくり紐解き気持ちを理解・共有することが大きな役割を果たします 。夫婦カウンセリングを選択肢としてぜひご検討ください。

(記事は2025年1月1日時点の情報に基づいています)

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