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浮気調査は自分でできる! 証拠をつかむ調査方法7選 注意点も解説

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浮気調査を自分でする方法を紹介します。(c)Getty Images
既婚者の浮気は重大な問題です。浮気された側は、浮気をした側に対し離婚請求や慰謝料請求ができます。法的に有効な浮気の証拠を取得する際は、探偵に依頼するのが一般的ですが、その前に自分で浮気調査をすることもできます。浮気調査を自分でする方法や注意点、浮気している配偶者の行動の見分け方について弁護士が紹介します。
目 次
  • 1. 自分で浮気調査する際の効果的な方法は?
  • 1-1. 本人を尾行する
  • 1-2. 自宅や車にICレコーダーやカメラを設置する
  • 1-3. カバンや車や衣服をチェックする
  • 1-4. ゴミ箱をチェックする
  • 1-5. クレジットカードの明細をチェックする
  • 1-6. SNSやLINEをチェックする
  • 1-7. GPSを使って位置情報をチェックする
  • 2. 浮気する配偶者の不審な行動の見分け方
  • 2-1. スマホを肌身離さなくなる
  • 2-2. 身だしなみに気を使うようになる
  • 2-3. 生活サイクルが変わる
  • 2-4. セックスレスになる
  • 2-5. 貯金の減るペースが早くなる
  • 3. 自分で浮気調査するメリット
  • 3-1. お金がかからない
  • 3-2. 離婚請求・慰謝料請求が可能に
  • 3-3. 配偶者からの離婚請求が認められなくなる
  • 4. 自分で浮気調査をするリスクは?
  • 4-1. 浮気調査がバレると夫婦関係が悪化する
  • 4-2. プライバシーの侵害で訴えられるリスク
  • 4-3. 精神的負担が大きい
  • 5. 調査前に弁護士に相談した方がいい理由
  • 5-1. 離婚のために必要な証拠がわかる
  • 5-2. NG行動や気をつけるべきポイントがわかる
  • 6. 自分での浮気調査に限界を感じたときはどうするか?
  • 6-1. 探偵事務所に相談する
  • 6-2. 離婚に強い弁護士事務所に相談をする
  • 7. 浮気調査でよくある質問
  • 8. まとめ 探偵事務所と連携している弁護士への相談も検討を

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1. 自分で浮気調査する際の効果的な方法は?

自分で浮気を調査する具体的な方法として、以下の7つがあります。

  • 本人を尾行する

  • 自宅や車にICレコーダーやカメラを設置する

  • カバンや車や衣服をチェックする

  • ゴミ箱をチェックする

  • クレジットカードの明細をチェックする

  • SNSやLINEをチェックする

  • GPSを使って位置情報をチェックする

それぞれのやり方や効果、実行するうえでの注意点についても説明していきます。

1-1. 本人を尾行する

本人を尾行する方法は、浮気調査のなかで最も直接的な証拠を得られる手段だといえます。尾行して浮気相手とラブホテルに出入りする写真や動画を撮影できれば、有力な証拠 となります。ただし、尾行には高度なスキルが必要となり、プロの探偵でさえ失敗する可能性があるほど、難易度が高い方法です。

行き過ぎた尾行をすると配偶者にばれる危険性があり、長時間尾行するとなると、時間的にも体力的にも大きな負担です。それだけではなく、尾行に夢中となり本来、管理者の同意がなければ立ち入れない所に立ち入ってしまうと建造物侵入罪等の犯罪に当たってしまうこともあります。

1-2. 自宅や車にICレコーダーやカメラを設置する

自宅や車にICレコーダーやカメラを設置して、浮気相手との電話の会話や浮気相手と会っている現場を記録しておくと、浮気の有無を確認できる有効な手段となり得ます。音声だけでは、性交渉中の録音でない限り、確固たる浮気の証拠にならない可能性があるため、ICレコーダーを使った音声録音とカメラを使った動画撮影を組み合わせれば、効果的な活用ができて、証拠としての証明力を高められます

ただし、夫婦が別居している場合には、配偶者の自宅や車に承諾なくICレコーダーやカメラを設置する行為は配偶者のプライバシーを侵害する行為として違法となる可能性があるので注意が必要です。

1-3. カバンや車や衣服をチェックする

カバンや車、衣服などを調べると、浮気の証拠が見つかる可能性があります。意外と簡単に証拠を掴める可能性がある方法 です。例えば、カバンから一緒に行ったことがないデートスポットの2人分のチケットの半券やレストランのレシートが発見されたり、手帳に浮気相手との予定が書きこまれたりしている可能性があります。

車からは、ご自身や家族のものとは異なる長さや色の髪の毛が見つかったり、カーナビにラブホテルや浮気相手の自宅への移動履歴が残っていたりするケースがあります。また、浮気の証拠とまで言えないまでも、衣服から知らない香水や化粧品の匂いなどがあれば、浮気の可能性 を示していると考えられます。

1-4. ゴミ箱をチェックする

ゴミ箱をチェックすると重要な証拠が出てくる可能性があります。例えば、ゴミ箱に捨ててあるレシートに、目の前で消費している姿を見たことがなかったり、家に持ち帰った形跡もなかったりする商品の記載があれば怪しいといえます。

女性用のお泊りセットや避妊具が購入されているレシートや、自宅や会社から遠く離れたコンビニ店舗のレシートが複数出てきた場合は浮気している可能性が高い と考えられます。

そのほかにも、車で浮気相手と浮気している人もいるので、車のゴミ箱をチェックして性交渉の痕跡や口紅がついた飲み物のゴミなどがないか確認するといいでしょう。

1-5. クレジットカードの明細をチェックする

クレジットカードの利用明細から不審な支出を発見して、浮気の発覚につながるということはよくある話です。クレジットカードの利用明細からは、カードを使った日時・店名・金額などの情報 がわかります。例えば、浮気相手へのプレゼントと思われる高価な買い物や、デートで使うようなレストランの食事代、ホテル代、性行為用のグッズや避妊具の支払いなどがあれば、浮気している可能性が考えられます。

また、クレジットカードの枚数が増えているかどうかも確認するといい でしょう。知られたくない支払いをするために、クレジットカードを内緒で作成している可能性があるからです。

1-6. SNSやLINEをチェックする

家族や友人との連絡ツールとして無料通話アプリの「LINE」を利用している人は多いでしょう。配偶者のLINEを確認すると、浮気相手とのやり取りが残っている可能性があります。またメッセージの内容が曖昧になっていたり、過去のメッセージが削除されていたりする場合も疑念を持つべき です。

なお、最近ではX(旧ツイッター)やインスタグラム、TikTokなどのSNSを通じて浮気相手と知り合うケースが多いといわれています。配偶者のSNSのアカウントのフォロー・フォロワーを確認して、どのようなコメントをしているかなどを確認すると親密な関係だと疑われる人を発見できる可能性があります。

1-7. GPSを使って位置情報をチェックする

GPSを使って、配偶者の位置情報をチェックして浮気調査をする方法があります。例えば、スマホにGPSで位置情報を共有できるアプリを設定しておいて、ラブホテルや浮気相手の自宅に行ったことがわかれば、浮気している可能性は高い でしょう。

ただし、配偶者の承諾なくGPSで位置情報をチェックできるアプリをダウンロードするのは、プライバシーを侵害する行為として違法となる可能性があります。浮気をしていれば、GPSを使って位置情報を共有させてくれる可能性は低いので、どのようにして承諾を得て設定するかは工夫する必要があります。

また、あくまでも位置情報の確認はできますが、何をしているのか、誰と一緒にいるのか詳細は分からない点も考慮する必要があります。

2. 浮気する配偶者の不審な行動の見分け方

浮気をうまく隠して生活しているつもりでも、思わぬところで行動に現れてしまうものです。浮気をする配偶者のよくある行動を知っておけば、より早く浮気に気づけるでしょう。

2-1. スマホを肌身離さなくなる

浮気をしている場合は、浮気相手とLINEやメールなどで連絡を取っている可能性が非常に高いです。お風呂やトイレにまでスマホを持っていくようになったり、スマホを置くときに下向きで置くようになったり、常にマナーモードに設定にしていたりするなど、中身を見られることを警戒しているような行動をとっている場合は、要注意 です。

2-2. 身だしなみに気を使うようになる

今まで無頓着だったのに、急に服装や下着、髪型などの身だしなみに気を遣うようになった場合は、疑わしいです。例えば、急に香水を付け出した、筋トレをやり始めた、今まで妻に下着の購入を任せていたのに自分で購入するようになった などの行為は浮気相手に好印象を与えたいという心境からの行動かもしれません。

2-3. 生活サイクルが変わる

最近になって、残業や飲み会などの理由で頻繁に帰宅時間が遅くなる、休日出勤が増える、泊まりがけの出張が増える、休日に何らかの理由をつけて出掛ける 回数が増えたなど、急に生活サイクルが変わった場合は、実は嘘をついて、裏では浮気相手と会っているかもしれません。

2-4. セックスレスになる

浮気相手とのセックスで満足すると、夫婦間ではセックスレスになる傾向にあります。配偶者が求めてこなくなったり、拒否したりしてセックスレスになった場合は、浮気している可能性があります。

特に女性は、好きな男性がいると、好きな男性以外に体を触られるのを極端に嫌がる傾向にあります。もし、夫がセックスを求めても、正当な理由もなく、拒否反応を続けるようであれば、ほかに好きな人ができた、すなわち浮気相手ができたという可能性があるといえます。

2-5. 貯金の減るペースが早くなる

財布に入っている現金や、預貯金口座の残高の減るペースが早くなっている場合は要注意です。

浮気相手とのデート代やホテル代、プレゼント代として消費している可能性があります。

クレジットカードを使用すると利用店舗や金額などが表示されるため、用心深い配偶者だと銀行のATMから現金を引き出して、現金払いにしている人もいると考えられるので、毎月の預貯金口座の引き出し額は細かくチェックするといいでしょう。

3. 自分で浮気調査するメリット

自分で浮気調査し、証拠をつかむと次のようなメリットがあります。

3-1. お金がかからない

自分で浮気調査をする最大のメリットは、お金がかからない点です。探偵事務所や興信所に依頼して浮気調査をすると、依頼内容や調査期間などにもよりますが、数十万~数百万円 かかってしまいます。自力で調査を行えば、高額になる費用を大幅に削減できます。

3-2. 離婚請求・慰謝料請求が可能に

肉体関係を伴う浮気は、裁判上で法的に認められる「法定離婚事由」のひとつである「配偶者に不貞な行為があったとき」に該当します。したがって、浮気調査によって配偶者が自分以外と肉体関係を持っていることが発覚した場合は、離婚請求や慰謝料請求が可能 です。慰謝料については、配偶者だけでなく浮気相手にも請求できます。

なお、浮気をしている事実がわかる客観的な証拠を持っているかどうかで離婚条件や慰謝料の金額に大きく差が出てしまうので、できるだけ多くの証拠を集めるようにしましょう。

3-3. 配偶者からの離婚請求が認められなくなる

浮気をした側は、離婚原因を作った責任のある「有責配偶者」です。基本的に有責配偶者からの離婚請求は認められないとされています。他方の配偶者が離婚したくないと考えているのに自ら裏切る行為をした者が身勝手に離婚を進めるのはあまりにも不合理だからです。

もっとも、協議離婚や離婚調停での話し合いで離婚について合意すれば離婚は可能です。あくまでも、浮気された側が離婚を拒否している場合に離婚裁判まで進んでも離婚は認められないということであり、法的に絶対に離婚できないわけではありません。

4. 自分で浮気調査をするリスクは?

浮気調査を始める前に、自分で浮気調査をするリスクを知っておきましょう。

4-1. 浮気調査がバレると夫婦関係が悪化する

過度な浮気調査をしていると、配偶者に浮気調査をしていることがばれてしまう可能性があります。ばれると、浮気を疑われていることに配偶者がショックを受け、信頼関係が崩れて夫婦関係が悪化してしまうおそれがあります。

また、実際に浮気していた場合には、浮気調査をしていることがばれると浮気の証拠を消されたり、隠されたりして、それ以上の証拠を見つけられなくなり 、離婚請求や慰謝料請求が有利に進められなくなってしまうおそれがあります。

4-2. プライバシーの侵害で訴えられるリスク

自分で浮気調査を行うと、プライバシーの侵害となって、刑事処罰や損害賠償請求に発展する可能性 があります。 具体的には、次のような行為はプライバシーの侵害にあたる可能性があります。

・配偶者の承諾なくスマホ・パソコンをチェックする
・配偶者の承諾なく位置情報がわかるアプリをダウンロードする
・別居中の配偶者の自宅や車に承諾なくICレコーダーやカメラを設置する

他方で、たまたま見えてしまったスマホやパソコンの画像や、夫婦で共有しているパソコンのチェック、夫婦で一緒に住んでいる自宅や共有している車にICレコーダーやカメラを設置するなどの行為はプライバシーの侵害にあたる可能性は低いといえます。

4-3. 精神的負担が大きい

自分で浮気調査を行うと、配偶者が浮気をしていた場合には、その事実を直接目の当たりにすることとなります。見たくないものを目にしなければならず、ショックと失望感は計り知れません 。精神的ダメージが大きくなると、心と体に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。

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5. 調査前に弁護士に相談した方がいい理由

浮気調査を開始する前に、一度弁護士に相談することをおすすめします。その理由を説明します。

5-1. 離婚のために必要な証拠がわかる

浮気調査の前に弁護士に相談すると、離婚するために、もしくは慰謝料請求するために必要な証拠についてアドバイスが得られます。弁護士であれば、どのような証拠が必要で、どのようにして集めるべきなのかを法的な観点から具体的にアドバイス をしてくれるので、浮気調査が効率よくできる可能性が高まります。

5-2. NG行動や気をつけるべきポイントがわかる

自分で浮気調査をすると浮気の証拠を掴みたいと思うあまり、つい違法性の高い行動をとってしまいがちです。仮に裁判となった場合は、違法性のある方法で取得した証拠は厳しく見られてしまうことがあります。

浮気調査の前に弁護士に相談すれば、法律の専門的知識をもとにどのような調査を行うと違法となるのか、違法とされたときの刑罰はどのようなものかなど具体的に助言 してもらえます。事前に助言してもらっておくと、浮気調査後の無用なトラブルを回避できます。

6. 自分での浮気調査に限界を感じたときはどうするか?

6-1. 探偵事務所に相談する

自分での浮気調査に限界を感じたら、探偵事務所に相談するのが有用です。探偵は浮気調査のプロなので、今までに培ってきたノウハウやスキルを持ち合わせています。離婚請求や慰謝料請求する際にどのような証拠があれば有利に進められるかを熟知しているため、最終的に裁判まで進んだ場合でも使える有力な証拠を確保してくれるでしょう。

また、浮気の証拠だけでなく、浮気相手の身元も特定してもらえる可能性もあります。

6-2. 離婚に強い弁護士事務所に相談をする

配偶者との離婚請求や慰謝料請求を視野に入れて浮気調査をしたいのであれば、離婚問題に精通した弁護士事務所に相談するのをお勧めします。離婚問題に力を入れている弁護士事務所であれば、優秀な探偵事務所と提携している場合もあります

もっとも、浮気調査は弁護士ではなく探偵が行う業務ですが、最初に弁護士に相談しておけば、探偵の浮気調査が終わり次第、離婚請求や慰謝料請求にスムーズに移行できます。

7. 浮気調査でよくある質問

浮気調査に関してよくある質問を紹介します。

Q. Q. LINEで浮気しているかどうか確かめる方法は?
LINEは、浮気する際によく利用されている連絡ツールのひとつです。そのため、LINEは浮気の証拠となり得るものがたくさん潜んでいる可能性があります。もし、LINEで浮気の証拠を見つけられたら、自分のスマホで証拠の画面を撮影するか、トーク履歴の一斉送信を行って証拠を確保するようにしてください。 ただし、相手のスマホのロックを勝手に解除する行為は「不正アクセス禁止法違反」に問われる可能性があるため、おすすめできません。
Q. 浮気調査に役立つグッズは?
浮気調査を行う際に、グッズを活用すると浮気の証拠が集めやすくなります。具体的に、役立つグッズは次のようなものが挙げられます。 ・カメラ(小型カメラ、暗視カメラ、望遠カメラ) ・ICレコーダー ・ドライブレコーダー ・GPS発信機 ただし、使いようによっては違法となる場合もあるので、注意して使用する必要があります。
Q. 相手が浮気を認めている場合、証拠はいらない?
配偶者が浮気を認めていても、証拠は確保しておくべきです。あとから「浮気をしていない」と主張を覆して浮気を認めない場合も考えられるからです。具体的には、配偶者が浮気を認めている旨の音声録音や動画撮影をしておいたり、自認書を作成していたりするといいでしょう。

8. まとめ 探偵事務所と連携している弁護士への相談も検討を

本記事では、自分で行う浮気調査を解説してきました。しかし、自分で行う浮気調査には、調査できる範囲に限界があります。またうっかりと違法行為を犯してしまっていたり、配偶者にばれてしまったりするリスクがあります。

離婚事件を多く扱っている法律事務所には、探偵事務所と連携している弁護士もいるので、自分で浮気調査が難しい人は、探偵事務所と連携している弁護士を探すのも選択肢の一つです。疑わしいメールや領収書などを発見し、これで浮気の証拠になるのか不安を抱えている方も、まずは弁護士に相談してみてはいかがでしょうか。

(記事は2024年12月1日時点の情報に基づいています)

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