別居する夫との間で、不貞慰謝料、養育費、財産分与、面会交流の条件を取り決めて協議で離婚が成立した事例
養育費
30代
女性
相談の背景
相談の背景
・依頼者様(妻)は、従前夫が家事育児に配慮がない上に自分が正しいという意見を変えないため喧嘩が多く、関係が悪化していたところ、夫から別居を強く求められ、別居に応じた。その後、夫のスマホを見る機会があったところ、同居中から他の女性と不倫をしていたことが発覚した。夫に対し、不貞慰謝料及び離婚の請求をしたい。
・夫が不貞を否定しているので、夫にはその点を認めさせて慰謝料を支払わせたい。
・妻は小学生の子を連れて別居しており、離婚後も子の親権者として同居監護していくつもりだが、フルタイムで働くのと引き換えに学童費用やベビーシッター代の負担が多く、夫には、算定表を上回る養育費の金額を支払ってもらいたい。将来の中学、高校、大学等の学費の分担についても分担割合の合意をしておきたい。
・夫と面会交流の実施日時の調整や送迎の担当をどちらがするかでいつももめているので、夫との面会交流のやりとりが負担である。面会交流のルールについて今後のトラブルを回避するための取り決めをしたい。
・双方とも裁判所の調停手続ではなく、当事者間協議で条件調整していくことを希望。
相談の結果
得られたメリット
不貞慰謝料、相場より高額の養育費、希望する面会交流実施条件
・双方の代理人弁護士間の交渉により、離婚の各条件について合意が整ったため、協議離婚が成立しました。 ・不貞については、妻の保有証拠に基づき、夫と女性との食事や宿泊に関する具体的な日時や場所を主張したところ、夫側が不貞を認め、慰謝料が支払われました。 ・養育費については、交渉の末、算定表よりも3万円ほど高い月額で合意をすることができました。 ・面会交流については、実施頻度のほか、実施日時の調整方法、送迎担当者について協議の末、合意することができました。
弁護士の対応
・相手側にも代理人が就いており、お互い離婚調停手続は希望していなかったことから、弁護士間協議にて、不貞慰謝料、養育費、面会交流について調整を行いました。
・交渉においては、夫の不貞の事実、養育費を増額するべき事情、面会交流の実施条件を当方の求める内容とするべき理由などについて詳細に主張をし、夫側の言い分に対し反論をしました。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。