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【後編】47歳で再婚のLiLiCoさん 多忙な夫婦「共に食事は年10回」

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47歳のときに元「純烈」の小田井涼平さんと再婚した映画コメンテーターでタレントのLiLiCoさん(撮影:大野洋介)
47歳のときに元「純烈」の小田井涼平さんと再婚した映画コメンテーターでタレントのLiLiCoさん(撮影:大野洋介)
LiLiCoさんは47歳の時に元「純烈」の小田井涼平さんと再婚しました。過去に離婚を経験しても、再婚は全く躊躇しなかったと振り返ります。お互い多忙のため、食事をともにする機会は年間10回ほど。それでも仲のよい秘訣とは? 「理想をリストアップすること」には意味がないと悟ったというLiLiCoさんに、結婚・再婚する上で重要だと感じるポイントを伺いました。 (この記事はwithnewsからの転載です)
目 次
  • 1. まず「会話して楽しい」相手なら結婚も考えてみては
  • 2. 気を遣いすぎる生活をやめたら楽になる
  • 3. 再婚の前から幸せは自分の中に
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1. まず「会話して楽しい」相手なら結婚も考えてみては

――LiLiCoさんが47歳のとき、46歳だった小田井涼平さんと結婚されました。出会いと再婚に至るまでの経緯を教えていただけますか。

小田井と初めて会ったとき、直感的に結婚したいと思いました。1回目の結婚のときに続き、2回目の“ビビビ”でした。2回目のデートの際、結婚の話になったんです。彼が「結婚に向けて頑張っていこう」といった内容の発言をしたので、「それだったら明日、婚姻届を出すのはどう?」と言いました。お互い仕事のこともあったので、実際にはその翌日に届け出はしませんでしたが、それくらいのスピード感で進んでいきました。

私たちの場合、趣味は全く違います。夫の趣味は魚の鑑賞とブロック玩具。私はお酒を飲みながら友達と話をするのが好き。でも、夫はお酒を飲めない人で、みんなでワイワイするのもそこまで得意なタイプではありません。

そんな二人ですが、一緒に生活する上で私も魚やブロック玩具に詳しくなるわけですよ。もう一つの趣味ができたみたいな感じ。だから、趣味や価値観にあまりこだわらず、少なくとも「会話していて楽しい」と思えたら結婚してもいい相手なんじゃないかな。もし、子どもがほしい場合は性的な魅力を持てるかどうかも大事なポイントではありますよね。

再婚を考えた際、結婚に夢見がちな初婚ではなく、結婚の現実を知っている再婚者同士のほうがいいかなと思っていました。それが、相手はまさかの初婚だったという! 人生、わからないものです。

映画コメンテーターでタレントのLiLiCoさん

――再婚の際、離婚の経験が足を引っ張り、一歩が踏み切れなかったことはありませんか?

躊躇することは何もありませんでした。もし、誰かが隣にいるのが嫌だったり、他人と一緒に暮らすことが苦手だったりしたら、「結婚」という形にはなっていないと思います。以前の結婚相手と上手くいかなかったとしても、「結婚」という形が嫌になったわけではないと思うんです。ただ、一緒に住むというのは大変なことでもあります。

おすすめなのは、3日間、24時間一緒に住むことと、素面(しらふ)の状態でデートをすること。その中で、どうしても耐えられない癖や習慣が相手にあったとしたら、これから二人で暮らしていくのは厳しいかもしれません。

今の時代、人生80年、もっと運がよければ100年生きられる一方で、50年しか生きられない場合もあるわけです。そう考えると、一緒にいて幸せに感じない人と過ごすのはもったいない。もっと自分のことを褒めたり、いたわったりしてくれる人と一緒にいたほうがいいと思うんです。

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2. 気を遣いすぎる生活をやめたら楽になる

――小田井さんと結婚された3カ月後に「離婚の危機」があったという報道がされていましたが、当時の状況についてと、その危機をどう乗り越えたか聞かせていただけますでしょうか?

ネット記事で、「離婚の危機」と何回も書かれているんですよね(笑)。ただ、 結婚相手なんていなくてもいいかな、という感じで1カ月くらい口を利かなかった時期もあって、家に帰ってきてもお互い姿を見るだけだったんです。「なんで戻ってくるの」って聞いたら「ここに居たいからだよ!」と言われたんですが、それがもう面白くて、噴き出してしまって。彼の中にはたぶん、「離婚」という選択肢がなかったんですね。

2024年はおかげさまで仕事が忙しく、夫とも年間を通して10回一緒に食事ができればいいほうでした。結婚したてのころは、お互いに気を遣って、終電の新幹線で帰宅後の24時からディナーを食べる生活をしたこともあったのですが、夜遅い時間に食事をしたせいでお互い8キロほど太ってしまって。それで、「もうやめましょう」って。そうしたルールをなくしたら、すごく楽になりました。

小田井との結婚は公表するつもりはなかったんですが、彼が発表したいと言ったので、結婚発表にまつわるプロデュースを担当しました」(LiLiCoさん)
「小田井との結婚は公表するつもりはなかったんですが、彼が発表したいと言ったので、結婚発表にまつわるプロデュースを担当しました」(LiLiCoさん)

――再婚の際、スウェーデンのご家族はどういった反応をされていましたか?

婚姻届を提出した後、一人でお正月にスウェーデンへ帰省したときのこと。我が家では、昨年の振り返りや新年の抱負を家族みんなで共有する習慣があります。母は既に他界していましたが、父や、父のパートナーで私にとっての「ボーナスママ」(血のつながりがない、母親的存在である女性のスウェーデンでの呼び名)、弟ファミリーたちが順番に話していく中で、「実は結婚しました!」と報告をしました。

そうしたら、賑やかだったその場の雰囲気がシーンとして、みんな黙り込んでしまって(笑)。その沈黙の後、みんな大喜びでお祝いしてくれたのはうれしかったですね。

挙式したのもスウェーデンです。私たちの家族は、親戚を含めてそこまで大人数ではありません。夫に初めて会ったとき、父が「僕たちの小さな家族にようこそ」「あなたに会って1秒で、あなたのことを気に入りました」と夫に言ってくれたことは、今でも印象深く残っています。

映画コメンテーターでタレントのLiLiCoさん

3. 再婚の前から幸せは自分の中に

――結婚や再婚の際、しておいたほうがよいと思うことはありますか?

「自分が嫌だと思うことは何か?」を考えて、心の中でリストアップしておくことですかね。ポイントは、「理想のリストアップ」ではないことです。これは私自身が経験したエピソードなのですが、結婚相手に求める理想のトップが「私と同じペースでお酒を飲む人」でした。美味しいお酒を一緒に嗜(たしな)めたら最高だなって思っていて。それがどうでしょう。小田井はお酒を飲みません! 要は、そのリストはどうでもよかったということです(笑)。

反対に、私が嫌だと思うことは「朝はギリギリまで寝て、仕事に行きたくない雰囲気を醸し出しながら出勤すること」や「食事の際にクチャクチャ音を立てて食べること」。自分にとって「これだけは譲れない」というネガティブな点や「もっとこうしたらよいのに」という点で相手と価値観が同じことは、重要かもしれないですね。

――離婚と再婚を経ての今、パートナーとの関係を築く上で読者に伝えたいことがあったら教えてください。

日本の夫婦の多くはやはり、コミュニケーションが足りていないと思います。思っていることを言わないくせに、「太ったね」など言わなくてもいいことを口にするのは本当に不思議。

「いくら夫でも言えないんですよ」という人もいますが、血がつながってなくても一番近い存在の夫には言ってくださいと伝えています。

私は何でも夫に言うようにしています。それは、夫が私のことを「他人事」にしてほしくないから。例えば、トイレに何回も駆け込んでいることを夫に伝えると「いらん情報」って言われたんですが、もし私がその翌日に倒れたらどうでしょうか?

「何か奥さんに変わったことはなかったですか?」と聞かれるのは夫です。私が腹痛で苦しんでいることを伝えてなかったら、「特に何も……」で終わってしまいますよね。反対に、もし私の状況を知っていたら、そのことを救急隊員や医師に伝えられます。些細なコミュニケーションも大事だと思っています。

私は2回目の結婚をした今が、本当に楽しい。離婚してから人生が上向きになったので、離婚をして本当によかったと思っています。何の後悔もありません。

「結婚して幸せそうですよね」と言われることもありますが、それは違います。私は小田井に会う前も幸せでした。幸せは飛んでくるものではなく、自分の中にあるのですから。

映画コメンテーターでタレントのLiLiCoさん

(記事は2025年2月1日時点の情報に基づいています)

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