長崎県の不倫・浮気・不貞行為に強い弁護士事務所 一覧です。各地域で問題別に強い弁護士事務所を一覧で見ることが出来ます。離婚トラブルやお悩みを抱えている方は一度近隣の弁護士に相談してみましょう。
ベリーベスト法律事務所 長崎は、長崎電気軌道「西浜町駅」から徒歩2分、浜町アーケードや新地中華街電停からも近く、長崎市中心部の利便性の高いエリアに位置しています。お仕事帰りやお買い物のついでなどにも立ち寄りやすく、多忙な方でもご利用いただきやすい環境です。長崎市内だけでなく、佐世保市・諫早市・大村市など県内各地からのご相談にも対応しており、遠方の方からも多数ご相談をいただいております。 ご相談は完 ...続きを読む
弁護士法人 山本・坪井綜合法律事務所 長崎オフィスは、長崎電鉄「桜町駅」から徒歩5分に位置する法律事務所です。離婚問題を抱える方に親身に寄り添い、一人一人の状況に応じた解決策をご提案いたします。 離婚は人生の大きな転換点であり、感情的にも経済的にも大きな負担となります。特にお子様がいらっしゃる場合は、親権や養育費の問題を含め、より複雑な判断が求められます。 当事務所では、夫婦カウンセラーなどの資格 ...続きを読む
※現在、離婚のカタチからの問い合わせを停止しております
ブランシュ法律事務所は、女性弁護士が代表を務める大阪市北区の法律事務所です。当事務所が大切にしている理念は、依頼者様に寄り添い、できる限り同じ気持ちになって解決策を検討することです。 特に、センシティブな問題を含み、精神的に傷ついている方からのご相談が多い離婚問題については、法律論ばかりを持ち出すことが、かえって依頼者様を追い詰める結果になりかねません。 そのため当事務所では、まずは依頼者様の思い ...続きを読む
事務所は、JR東京駅から徒歩約3分、銀座線日本橋駅から徒歩約2分、東西線大手町駅から徒歩約2分という便利な立地に位置しています。離婚問題に詳しい弁護士が在籍し、依頼者様の利益を優先に考えた弁護を提供しています。 営業時間は平日の午前9時から午後9時まで、事前のご予約で土日祝日のご相談にも対応可能です。初回相談無料の料金設定が特徴で、依頼者様の生活を見据えた納得のいく解決方法をご提案します。 〈ネク ...続きを読む
弁護士法人プロテクトスタンス 東京事務所は、JR・東京メトロ「有楽町駅」から徒歩1分の位置にある法律事務所です。平日は9時から21時まで、土日祝日も9時から19時までご相談を受け付けております。メールでのお問い合わせは24時間いつでも受け付けておりますので、お気軽にご利用ください。 離婚や不倫問題は、感情的な対立が絡みやすく、当事者同士の話し合いだけで解決するのが非常に難しい分野です。怒りや悲しみ ...続きを読む
弁護士法人なかま法律事務所は、JR・横浜市営地下鉄「関内駅」から徒歩4分の位置にある法律事務所です。平日の10時から18時までご相談を承っております。事前にご連絡をいただけましたら、土日祝日にもご対応できる場合がございますので、お気軽にお問い合わせください。 当事務所は2015年の開業当初から、多くの離婚事件にご対応して参りました。弁護士と事務員のいずれも離婚事件の事務処理に精通しており、どなたで ...続きを読む
人口約123万人の人々が暮らす長崎県。多様なライフスタイルが存在するこの地では、夫婦関係の悩み、不倫や離婚といった問題も決して少なくありません。人口動態調査(2023年)によれば、長崎県における年間の離婚件数は1,788件。これは、全国30位の数字であり、1日あたり約5組のご夫婦が離婚という大きな決断をしている計算となります。
配偶者に不倫(不貞行為)をされたため離婚を考えたい、慰謝料を請求したいといった問題でお悩みの場合、当事者間の感情的な対立が激しくなりがちで、慰謝料、財産分与、(お子様がいる場合は)親権や養育費など、法的に複雑な問題も絡み合います。もちろん、当事者同士の話し合いで円満に解決できれば、必ずしも弁護士に依頼する必要はありません。しかし、「相手が話し合いに応じてくれない」「不当な慰謝料を提示されている」「不倫の証拠が法的に有効か分からない」といった場合は、早期に弁護士へ相談することをおすすめします。弁護士に依頼することで、法的な知識に基づいた冷静な交渉が可能となり、ご自身の正当な権利を守りながら、問題解決までの時間短縮や精神的な負担の軽減につながります。
長崎県内には、不倫問題や離婚問題の解決実績が豊富な弁護士事務所が多数存在します。長崎県や各市町村が開設している法律相談窓口や、法テラスなども併せて活用を検討するとよいでしょう。
不倫の慰謝料請求や離婚の手続きでは、内容証明郵便の送付、離婚協議書の作成(公正証書化)、場合によっては離婚調停や訴訟のために家庭裁判所へ行く必要も生じます。これらの手続きは複雑なため、まずは一度、信頼できる弁護士に相談し、法的な見通しや取るべき手順についてアドバイスを受けることが解決への第一歩となります。
不貞行為とは、既婚者が配偶者以外の者と自由な意思に基づいて肉体関係を持つことを指す法律用語です。夫婦には互いに貞操義務があるため、この義務に違反する不貞行為は、婚姻関係を破壊する行為として、慰謝料請求や離婚請求の原因となります。不貞行為が成立するには、自らの意思による性的関係が必要です。したがって、不同意性交(刑法177条)の被害者となるなど、自分の意思に基づかない性的関係は「自由な意思」によるものではないため、不貞行為には該当しません。
不倫慰謝料は、配偶者または不倫相手のどちらか一方、あるいは双方に請求することが可能です。請求先は、不倫された配偶者が決定できます。ただし、不倫慰謝料は、不倫した配偶者と不倫相手が共同で行った不法行為(不倫)に対するものであり、それぞれに請求したとしても、受け取れる金額が倍になるわけではありません。例えば、慰謝料が300万円と妥当なケースで、不倫した配偶者と不倫相手にそれぞれ300万円ずつ請求して合計600万円を支払わせることはできません。不倫した配偶者か不倫相手のいずれか一方、または双方が支払った金額が合計300万円に達すれば、それ以上の請求はできないことになります。
不倫慰謝料の相場は、離婚した場合で200万円から300万円、離婚しない場合で50万円から100万円が裁判例の傾向です。慰謝料が増額されるのは、主に以下のようなケースです。
不倫が原因で別居や離婚に至った場合
婚姻期間が長い場合
未成年の子どもがいる場合
不貞行為発覚前まで夫婦関係が円満だった場合
不貞行為の発覚によって夫婦関係が破綻した場合
不貞行為が長期間にわたり、回数も多い場合
不倫された配偶者が精神疾患を患うなど、精神的な影響が大きい場合
また、不倫発覚後も関係を継続したり、不貞行為の期間や回数について嘘をついたり、交際解消の約束を破るなど、不誠実な対応があった場合にも慰謝料が増額されることがあります。一方で、多くの裁判例では、不倫当事者の職業、地位、学歴、収入、資産の有無や金額は、慰謝料増額の理由とはなりません。
内容証明郵便を送付する
不倫慰謝料請求では、通常、内容証明郵便で意思、金額、理由、法的措置の警告を明記します。これにより時効成立が6ヶ月猶予されます。相手方から返答があれば和解交渉へ。内容証明郵便の作成は弁護士または行政書士が行えますが、交渉代理は弁護士のみです。交渉を有利に進めるため、最初から弁護士に依頼することをお勧めします。
直接会って話し合う(和解交渉)
内容証明郵便に対する相手方からの返答は、不倫事実の否定や慰謝料の減額要求がほとんどですが、無視されるケースも少なくありません。当事者同士の話し合いは感情的になりやすく、紛争が長期化したり、希望する慰謝料が得られずに泣き寝入りしたりするリスクがあるため、弁護士を介した交渉を強くお勧めします。和解交渉により合意に至った場合、相手方が慰謝料全額を即座に一括で支払わない限り、証拠として合意書を作成することが重要です。
調停を申し立てる
和解交渉が決裂した場合、訴訟ではなく民事調停を申し立てる方法があります。調停にはいくつかのメリットがあります。調停委員が冷静な話し合いを促し、裁判官と内容を共有します。また、相手が支払いをしない場合、調停調書によりスムーズな差し押さえが可能です。決定的な証拠がなくても解決できる可能性があります。一方でデメリットもあります。相手方が欠席して不成立となることがあり、望まない和解を迫られる可能性もあります。調停に不安がある場合は弁護士への依頼をお勧めします。
裁判を行う
調停が決裂した場合、訴訟を提起することになります。請求額が140万円以下であれば簡易裁判所、140万円を超える場合は地方裁判所に訴状を提出します。訴訟では、不倫の事実、その頻度、悪質性などを主張し、証拠を提示します。ただし、訴訟の途中で裁判官から和解を勧められることも少なくありません。そのため、判決に至った場合の見通しも考慮しながら対応することが重要です。裁判官の勧めに従い、納得できる金額や条件で双方が合意に至れば、裁判上の和解が成立します。慰謝料額が決定されると、判決書または和解調書が発行されます。もし慰謝料が支払われない場合は、これらの書類に基づいて相手の財産を差し押さえることが可能です。
長崎県で弁護士に不倫・浮気・不貞行為や慰謝料の相談をするにはさまざまな方法があります。対応している弁護士事務所へ相談するほか、弁護士会や法テラスなどを利用することも可能です。弁護士事務所は事務所によって初回相談を無料としているケースがあります。弁護士会の相談は無料相談会のようなイベントを除いては基本的には料金がかかり、法テラスの利用も通常より安く利用する場合は所得による制限などがあるため、利用の際はウェブサイトで確認して、事前に問い合わせをしてから利用するのがおすすめです。
2025年12月現在、長崎県弁護士会では長崎市と佐世保市に相談窓口を設け、法律相談を行っています。いずれも予約制で、有料相談は30分5,500円(税込)です。長崎市の窓口のみ無料相談も実施していますが、相談時間は20分で同一内容の相談は2回までの制限があります。弁護士は「不倫・浮気・不貞行為の相談をしたい」「慰謝料を請求したい」など、法律が絡んだ問題に的確なアドバイスをしてくれるため、離婚問題に悩んでいる人はこうした窓口の利用も検討しましょう。詳細は長崎県弁護士会のウェブサイトでご確認ください。
名称 | 所在地 | 連絡先 |
|---|---|---|
長崎地区の相談窓口 | 長崎県長崎市栄町1-25 長崎MSビル4階 長崎県弁護士会 | 095-824-3903(有料相談予約)/095-825-9292(無料相談受付) |
佐世保地区の相談窓口 | 長崎県佐世保市島瀬町4-12 シティヒルズカズバ2階 長崎県弁護士会佐世保支部 | 0956-22-9404(有料相談予約) |
経済的にお困りの方は法テラスを活用するのもよいでしょう。長崎県内には長崎市栄町に「法テラス長崎」があります。法テラスでの法律相談の利用には収入等の条件が設けられている場合がありますのでご留意ください。
名称 | 所在地 | 連絡先 |
|---|---|---|
法テラス長崎 | 長崎県長崎市栄町1-25 長崎MSビル2階 | 0570-078362 |
長崎市と佐世保市にある「こども・女性・障害者支援センター」では、離婚問題や家庭不和などの悩む女性を対象に相談や支援をしています。また、同センターは配偶者暴力相談支援センターの機能も持っており、DVを受けている人の相談や安全確保などの支援も行っています。電話もしくは来所での相談が可能で、来所相談は予約が必要です。相談日時を長崎県のウェブサイトで確認のうえ、利用を検討してみましょう。
名称 | 所在地 | 連絡先 |
|---|---|---|
長崎こども・女性・障害者支援センター こども・女性支援部 女性支援課 | 長崎県長崎市橋口町10-22 | 095-846-0560、095-846-0565 |
佐世保こども・女性・障害者支援センター こども・女性支援課 | 長崎県佐世保市万徳町10番3号 | 0956-24-5125 |
参考:長崎県 支援内容
不倫を理由に離婚手続きを進める際には、まずは不倫の証拠を集めることが大切です。ホテルなど、性交渉が行われる可能性が高い場所に2人が出入りする場面の写真や動画は有力な証拠です。LINE・メールなどで性交渉したことをうかがわせるやりとりも証拠となります。
その上で、配偶者と不倫の事実関係や離婚の条件(慰謝料、財産分与、親権など)について話し合います。お互いに合意できたら「離婚協議書」を作成します。離婚協議書には話し合って決めた内容を記載し、さらに公正証書にしておくと後々のトラブルを回避できてよいでしょう。その後「離婚届」を役所に提出して離婚が成立します。
「配偶者が不倫の事実を認めない」「慰謝料や財産分与などの条件が折り合わない」「相手が離婚したがらず話に応じてもらえない」といった理由から、話し合いが進まない場合、家庭裁判所に離婚調停を申し立てる形になります。離婚調停により、当事者がお互いに離婚に合意できれば、調停が成立し離婚することが可能です。それでもまとまらない場合は、審判、裁判と発展していくこともあります。
離婚の手続きは、ただ離婚ありきで進めればよいだけでなく、不倫の慰謝料請求や財産分与、子どもの親権など、夫婦間の不公平な条件や認識の齟齬による後々のトラブルを防ぐことも重要です。弁護士に伴走してもらったり、公的機関の相談窓口などを利用してアドバイスを受けるとよいでしょう。
家庭裁判所は離婚調停、離婚に関わる審判や裁判に対応しています。長崎県を管轄する家庭裁判所は以下の通りです。
名称 | 所在地 | 連絡先 |
|---|---|---|
長崎家庭裁判所 | 長崎県長崎市万才町6-25 | 095-822-6151 |
長崎家庭裁判所 大村支部 | 長崎県大村市東本町287 | 0957-52-3501 |
長崎家庭裁判所 島原支部 | 長崎県島原市城内1-1195-1 | 0957-62-3151 |
長崎家庭裁判所 佐世保支部 | 長崎県佐世保市光月町9-4 | 0956-22-9175 |
長崎家庭裁判所 平戸支部 | 長崎県平戸市戸石川町460 | 0950-22-2004 |
長崎家庭裁判所 壱岐支部 | 長崎県壱岐市郷ノ浦町本村触624-1 | 0920-47-1019 |
長崎家庭裁判所 五島支部 | 長崎県五島市栄町1-7 | 0959-72-3315 |
長崎家庭裁判所 厳原支部 | 長崎県対馬市厳原町中村642-1 | 0920-52-0067 |
長崎家庭裁判所 諫早出張所 | 長崎県諫早市永昌東町24-12 | 0957-22-0421 |
長崎家庭裁判所 新上五島出張所 | 長崎県南松浦郡新上五島町有川郷2276-5 | 0959-42-0044 |
長崎家庭裁判所 上県出張所 | 長崎県対馬市上県町佐須奈甲639-22 | 0920-84-2037 |
参考:長崎家庭裁判所
各自治体の役所では「離婚届」のほか「離婚の際に称していた氏を称する届」「入籍届」「住民票の世帯分離」などの届出や、児童手当などの手続きを受け付けています。長崎県の市役所・区役所・役場は以下の通りです。
名称 | 所在地 | 連絡先 |
|---|---|---|
長崎市役所 | 長崎県長崎市魚の町4-1 | 095-822-8888 |
佐世保市役所 | 長崎県佐世保市八幡町1番10号 | 0956-24-1111 |
島原市役所 | 長崎県島原市上の町537番地 | 0957-63-1111 |
諫早市役所 | 長崎県諫早市東小路町7-1 | 0957-22-1500 |
大村市役所 | 長崎県大村市玖島1丁目25番地 | 0957-53-4111 |
平戸市役所 | 長崎県平戸市岩の上町1508番地3 | 0950-22-4111 |
松浦市役所 | 長崎県松浦市志佐町里免365 | 0956-72-1111 |
対馬市役所 | 長崎県対馬市厳原町国分1441番地 | 0920-53-6111 |
壱岐市役所 | 長崎県壱岐市郷ノ浦町本村触562番地 | 0920-48-1111 |
五島市役所 | 長崎県五島市福江町1番1号 | 0959-72-6111 |
西海市役所 | 長崎県西海市大瀬戸町瀬戸樫浦郷2222番地 | 0959-37-0011 |
雲仙市役所 | 長崎県雲仙市吾妻町牛口名714 | 0957-38-3111 |
南島原市役所 | 長崎県南島原市西有家町里坊96番地2 | 0957-73-6600 |
長与町役場 | 長崎県西彼杵郡長与町嬉里郷659番地1 | 095-883-1111 |
時津町役場 | 長崎県西彼杵郡時津町浦郷274-1 | 095-882-2211 |
東彼杵町役場 | 長崎県東彼杵郡東彼杵町蔵本郷1850番地6 | 0957-46-1111 |
川棚町役場 | 長崎県東彼杵郡川棚町中組郷1518-1 | 0956-82-3131 |
波佐見町役場 | 長崎県東彼杵郡波佐見町宿郷660番地 | 0956-85-2111 |
小値賀町役場 | 長崎県北松浦郡小値賀町笛吹郷2376番地1 | 0959-56-3111 |
佐々町役場 | 長崎県北松浦郡佐々町本田原免168番地2 | 0956-62-2101 |
新上五島町役場 | 長崎県南松浦郡新上五島町青方郷1585-1 | 0959-53-1111 |
参考:長崎県 県内市町
公証役場では離婚協議書を公正証書にすることができます。長崎県の公証役場は以下の通りです。
名称 | 所在地 | 連絡先 |
|---|---|---|
長崎公証人合同役場 | 長崎県長崎市万才町7-1 TBM長崎ビル8階 | 095-821-3744 |
諫早公証人役場 | 長崎県諫早市高城町5-10 諫早商工会館4階 | 0957-23-4559 |
島原公証人役場 | 長崎県島原市田町675番地6 | 0957-62-7822 |
佐世保公証人役場 | 長崎県佐世保市松浦町5-13 グリーンビル1階 | 0956-22-6081 |
令和5年1月から令和5年12月までの一年間で、全国における離婚件数は187,798組となっており前年度の183,103組より微増する結果となりました。令和5年の長崎県の離婚件数は1,848組で、前年の1,751組から97組増加しています。
長崎県の令和5年の特殊離婚率(年間の離婚件数を婚姻件数で割った値)については、離婚件数が1,848組に対し婚姻件数が4,125組でしたので、44.8%の割合となりました。令和5年の全国の離婚件数が187,798組、婚姻件数489,281組、特殊離婚率が38.3%であったことを考えると長崎県は全国平均よりも高く、「3組に1組は離婚する」と言われる時代のさらに上をいく数値となっています。また長崎県の令和5年における婚姻件数は4,125組で令和4年の4,410組より285組減少しています。婚姻件数の減少については、経済や社会への不安による結婚意欲の低下が原因のひとつとして考えられています。
厚生労働省の令和4年度「離婚に関する統計」の概況によると、日本では1960年(昭和35年)から2000年(平成12年)頃にかけてはすべての年代(「25~29 歳」から5年単位で「60~64 歳」まで)において離婚率は上昇傾向で推移していました。ところが2000年(平成12年)頃より一転して離婚率は減少傾向に転じ、特に夫は「30~34歳」、妻は「25~29 歳」の年代に顕著にその傾向が表れています。この年代は当時いわゆる「就職氷河期」に直面していた年代であり、男女ともに非正規雇用の労働者の割合が高かった年代です。離婚を視野に入れていても、特に女性の場合経済的に自立ができていないと離婚は難しい状況であったと考えられます。
その一方で同居していた期間が20年以上におよぶいわゆる「熟年離婚」の割合は1980年(昭和55年)頃より上昇傾向にあり、2020年(令和2年)には 21.5%となっています。離婚にいたる夫婦の5組に1組が熟年離婚であり、今後も増加傾向にあると見られています。
中高年の離婚が増加している背景には2008年(平成20年)4月1日に第3号被保険者期間の厚生年金の分割制度が施行され、離婚後も夫婦の婚姻期間中の厚生年金を分割して、それぞれ自分の年金として受け取ることができるようになったことがあります。
長年専業主婦として家庭を支えてきた妻は第3号被保険者にあたるため、離婚すると老後に受け取れる年金額が少なくなってしまう心配がありましたが、年金分割制度の施行により、離婚を現実的に考えることができるようになりました。
長崎県は全国的にみても高齢化率が高い傾向にあり、令和5年の死亡数は19,772人と、出生数8,174人に対して2倍以上の値となっています。高齢化により子育てが終わった中高年が増加したことで、離婚率も自ずと高くなっていることが考えられます。
離婚には大きく分けて夫婦の話し合いで離婚が成立する「協議離婚」、夫婦間で合意が得られなかった時には裁判所が関与する「裁判離婚」の2種類があります。また裁判所が関与する裁判離婚には、家庭裁判所の調停員が間に入り離婚が成立する「調停離婚」をはじめ、調停が不成立な場合に家庭裁判所に離婚訴訟を起こして成立する「審判離婚」「和解離婚」「認諾離婚」「判決離婚」の5種類があります。
長崎県における離婚件数は2022年(令和4年)1,751件、そのうち協議離婚の割合は1,561件、調停離婚125件、審判離婚43件、和解離婚11件、認諾離婚0件、判決離婚11件となりました。離婚訴訟中に裁判官が判決を下す前に夫婦間の話し合いで離婚が成立する和解離婚の割合が全体の0.6%と、全国的に見てやや低い傾向にあります。
お互いに離婚を考えている夫婦の場合には、お互いに早く離婚がしたいわけですから、離婚の条件などで合意を得れば比較的スムーズに協議離婚が成立します。実際に離婚の約90%が協議離婚です。しかし夫婦どちらかが離婚を拒否しているといった場合、またお互いに離婚を望んでいても「親権を行う子の存在」「国際結婚」などその置かれている状況によってはお互いの合意を得るのが難しい場合、調停や裁判にまで発展することになります。
夫婦の間に未成年の子どもがいれば、どちらかが親権を持つことになり、離婚届にも親権者の記入が必要です。また子どもの養育費は夫婦双方に負担する義務があり、たとえば母親が親権を得たとしても父親である男性に毎月の養育費を請求することができます。子どもがいる夫婦で一番揉めやすいのがこの親権と養育費の問題です。親権や養育費についてトラブルが生じた際はもちろん、不安を感じた時点で早めに弁護士に相談しましょう。
※本テキストは2026年1月の情報に基づいています