宮城県の財産分与に強い弁護士事務所 一覧です。各地域で問題別に強い弁護士事務所を一覧で見ることが出来ます。離婚トラブルやお悩みを抱えている方は一度近隣の弁護士に相談してみましょう。
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離婚を考える際、スムーズに話し合いが進み、夫婦がお互いに納得できる条件で離婚ができれば、必ずしも弁護士に依頼する必要はありません。しかし、相手と話ができない・しづらい場合や財産分与や養育費などの条件が折り合わない場合は、弁護士を頼ると法的知識に基づいた交渉を冷静に進めることができ、離婚成立までの時間の短縮や、精神的負担の軽減につながりやすくなります。2023年の宮城県の合計特殊出生率(※一人の女性が一生の間に生む平均子ども数を表すもの)は1.07と全国的に見ても低く、離婚数も年々増加する傾向にあります。 離婚時は財産分与などでトラブルが起こりやすいため、離婚を考えたら一度弁護士に相談してみるのがおすすめです。
宮城県には離婚を扱う弁護士事務所のほか、各種法律相談窓口がありますので、これらを上手に活用して弁護士に相談してみましょう。さらに、宮城県には離婚やDVに関する法律相談に応じている窓口もあり、こうした問題に日常的に悩まされている方は活用を検討してみるといいでしょう。また、離婚の手続きの際には家庭裁判所、役所、公証役場など各種公的機関に赴く必要があります。こうした機関は手続きの進め方などについて問い合わせができる場合があるので、今後発生する手続きやその進め方を知るために下調べをしておくとよいでしょう。
宮城県で弁護士に離婚問題や離婚手続きの相談をするにはさまざまな方法があります。離婚に対応している弁護士事務所へ相談するほか、弁護士会や法テラスなどを利用することも可能です。弁護士事務所は事務所によって初回相談を無料としているケースがあります。弁護士会の相談は無料相談会のようなイベントを除いては基本的には料金がかかり、法テラスの利用も通常より安く利用する場合は所得による制限などがあるため、利用の際はウェブサイトで確認して、事前に問い合わせをしてから利用するのがおすすめです。
2024年9月1日現在、仙台弁護士会では、仙台市、気仙沼市、大崎市、登米市、柴田郡、石巻市の6か所に法律相談センターを設け、弁護士による法律相談を行なっています。土日や夜間の相談、オンライン相談 を実施しているセンターもあります。いずれも事前予約制のため、離婚相談を希望する方はあらかじめ仙台弁護士会のウェブサイトで詳細を確認してみてください。
名称 | 所在地 | 連絡先 |
---|---|---|
仙台法律相談センター | 宮城県仙台市青葉区一番町2-9-18 仙台弁護士会館1階 | 022-223-2383 |
気仙沼法律相談センター | 宮城県気仙沼市田中前1-6-1 | 022-223-2383(平日:午前9時~午後5時)/0226-22-8222(月・水:午前9時~午後4時45分) |
古川法律相談センター | 宮城県大崎市古川駅東2-1-5 柳川駅前ビル203 | 022-223-2383(平日:午前9時~午後5時)/0229-22-4611(火・土のみ午前9時~午後4時45分) |
登米法律相談センター | 宮城県登米市登米町寺池桜小路89-1 桜テラス川内201号室 | 022-223-2383(平日:午前9時~午後5時)/0220-52-2348(水・金のみ午前9時~午後4時45分) |
県南法律相談センター | 宮城県柴田郡大河原町大谷字町向103-23 | 022-223-2383(平日:午前9時~午後5時)/0224-52-5898(火・木のみ午前9時~午後4時45分) |
石巻法律相談センター | 宮城県石巻市穀町12-18 駅前ビル4階 | 022-223-2383(平日:午前9時~午後5時)/0225-23-5451(火・木・日曜日のみ:午前9時~午後4時45分) |
経済的にお困りの方は法テラスを活用するのもよいでしょう。宮城県内には宮城市青葉区に「法テラス宮城」があります。法テラスでの法律相談の利用には収入等の条件がある場合がありますのでご留意ください。
名称 | 所在地 | 連絡先 |
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法テラス宮城 | 宮城県仙台市青葉区一番町3丁目6-1 一番町平和ビル6階 | 0570-078369 |
宮城県はみやぎ男女共同参画相談室を設け、離婚前後のお悩みを弁護士や専門の相談員に相談できる法律相談を行っています。詳細は宮城県のウェブサイトで確認の上、利用を検討してみましょう。
名称 | 所在地 | 連絡先 |
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みやぎ男女共同参画相談室 | 宮城県仙台市青葉区本町3丁目8-1 宮城県庁本庁舎13階 | 022-211-2570 |
離婚手続きを進める際には、まず離婚に関する条件を双方で話し合う必要があります。お互いに合意できたら「離婚協議書」を作成します。離婚協議書には話し合って決めた内容を記載し、さらに公正証書にしておくと後々のトラブルを回避できてよいでしょう。その後「離婚届」を役所に提出して離婚が成立します。
「配偶者と離婚の条件が折り合わない」「相手が離婚したがらず話に応じてもらえない」といった理由から、離婚の話し合いが進まない場合、家庭裁判所に離婚調停を申し立てる形になります。離婚調停により、当事者がお互いに離婚に合意できれば、調停が成立し離婚することが可能です。それでもまとまらない場合は、審判、裁判と発展していくこともあります。
離婚の手続きはただ離婚ありきで進めればよいだけでなく、夫婦間の不公平な条件や認識の齟齬による後々のトラブルを防ぐことも重要です。離婚の手続きの際にも弁護士に伴走してもらったり、公的機関の相談窓口などを利用してアドバイスを受けるとよいでしょう。
家庭裁判所は離婚調停、離婚に関わる審判や裁判に対応しています。宮城県を管轄する家庭裁判所は以下の通りです。
名称 | 所在地 | 連絡先 |
---|---|---|
仙台家庭裁判所 | 宮城県仙台市青葉区片平1-6-1 | 022-222-4165 |
仙台家庭裁判所 大河原支部 | 宮城県柴田郡大河原町字中川原9 | 0224-52-2102 |
仙台家庭裁判所 古川支部 | 宮城県大崎市古川駅南2-9-46 | 0229-22-1694 |
仙台家庭裁判所 石巻支部 | 宮城県石巻市泉町4-4-28 | 0225-22-0363 |
仙台家庭裁判所 登米支部 | 宮城県登米市登米町寺池桜小路105-3 | 0220-52-2011 |
仙台家庭裁判所 気仙沼支部 | 宮城県気仙沼市河原田1-2-30 | 0226-22-6626 |
参考:仙台家庭裁判所
各自治体の役所では「離婚届」のほか「離婚の際に称していた氏を称する届」「入籍届」「住民票の世帯分離」などの届出や、児童手当などの手続きを受け付けています。宮城県の市役所・区役所・役場は以下の通りです。
名称 | 所在地 | 連絡先 |
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仙台市役所 | 宮城県仙台市青葉区国分町3丁目7-1 | 022-261-1111 |
青葉区役所 | 宮城県仙台市青葉区上杉1丁目5-1 | 022-225-7211 |
宮城野区役所 | 宮城県仙台市宮城野区五輪2丁目12-35 | 022-291-2111 |
若林区役所 | 宮城県仙台市若林区保春院前丁3-1 | 022-282-1111 |
太白区役所 | 宮城県仙台市太白区長町南3丁目1-15 | 022-247-1111 |
泉区役所 | 宮城県仙台市泉区泉中央2丁目1-1 | 022-372-3111 |
石巻市役所 | 宮城県石巻市穀町14-1 | 0225-95-1111 |
塩竈市役所 | 宮城県塩竈市旭町1-1 | 022-364-1111 |
気仙沼市役所 | 宮城県気仙沼市八日町1丁目1-1 | 0226-22-6600 |
白石市役所 | 宮城県白石市大手町1-1 | 0224-25-2111 |
名取市役所 | 宮城県名取市増田字柳田80 | 022-384-2111 |
角田市役所 | 宮城県角田市角田字大坊41 | 0224-63-2111 |
多賀城市役所 | 宮城県多賀城市中央2丁目1-1 | 022-368-1141 |
岩沼市役所 | 宮城県岩沼市桜1丁目6-20 | 0223-22-1111 |
登米市役所 | 宮城県登米市迫町佐沼字中江2丁目6-1 | 0220-22-2111 |
栗原市役所 | 宮城県栗原市築館薬師1丁目7-1 | 0228-22-1122 |
東松島市役所 | 宮城県東松島市矢本字上河戸36-1 | 0225-82-1111 |
大崎市役所 | 宮城県大崎市古川七日町1-1 | 0229-23-2111 |
富谷市役所 | 宮城県富谷市富谷坂松田30 | 022-358-3111 |
蔵王町役場 | 宮城県刈田郡蔵王町大字円田字西浦北10 | 0224-33-2211 |
七ヶ宿町役場 | 宮城県刈田郡七ヶ宿町字関126 | 0224-37-2111 |
大河原町役場 | 宮城県柴田郡大河原町字新南19 | 0224-53-2111 |
村田町役場 | 宮城県柴田郡村田町大字村田字迫6 | 0224-83-2111 |
柴田町役場 | 宮城県柴田郡柴田町船岡中央2丁目3-45 | 0224-55-2111 |
川崎町役場 | 宮城県柴田郡川崎町大字前川字裏丁175-1 | 0224-84-2111 |
丸森町役場 | 宮城県伊具郡丸森町字鳥屋120 | 0224-72-2111 |
亘理町役場 | 宮城県亘理郡亘理町字悠里1 | 0223-34-1111 |
山元町役場 | 宮城県亘理郡山元町浅生原字作田山32 | 0223-37-1111 |
松島町役場 | 宮城県宮城郡松島町高城字帰命院下一19-1 | 022-354-5701 |
七ヶ浜町役場 | 宮城県宮城郡七ヶ浜町東宮浜字丑谷辺5-1 | 022-357-2111 |
利府町役場 | 宮城県宮城郡利府町利府字新並松4 | 022-767-2111 |
大和町役場 | 宮城県黒川郡大和町吉岡まほろば1丁目1-1 | 022-345-1111 |
大郷町役場 | 宮城県黒川郡大郷町粕川字西長崎5-8 | 022-359-3111 |
大衡村役場 | 宮城県黒川郡大衡村大衡字平林62 | 022-345-5111 |
色麻町役場 | 宮城県加美郡色麻町四竃字北谷地41 | 0229-65-2111 |
加美町役場 | 宮城県加美郡加美町字西田3番5 | 0229-63-3111 |
涌谷町役場 | 宮城県遠田郡涌谷町字新町裏153-2 | 0229-43-2111 |
美里町役場 | 宮城県遠田郡美里町北浦字駒米13 | 0229-33-2111 |
女川町役場 | 宮城県牡鹿郡女川町女川1丁目1-1 | 0225-54-3131 |
南三陸町役場 | 宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田101 | 0226-46-2600 |
公証役場では離婚協議書を公正証書にすることができます。宮城県の公証役場は以下の通りです。また仙台法務局気仙沼支局でも、公証事務を取り扱っています。
名称 | 所在地 | 連絡先 |
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仙台合同公証人役場 | 宮城県仙台市青葉区二日町16-15 プライムゲート晩翠通2階 | 鈴木陽一公証人 022-266-8398/菅野俊明公証人 022-221-6031/金沢和憲公証人 022-261-0377/小沢正明公証人 022-222-8105 |
仙台一番町公証役場 | 宮城県仙台市青葉区一番町2丁目2-13 仙建ビル6階 | 山口均公証人 022-224-6148 |
仙台本町公証役場 | 宮城県仙台市青葉区本町2丁目10-33 第二日本オフィスビル3階1号室 | 潮見直之公証人022-261-0744 |
石巻公証役場 | 宮城県石巻市鋳銭場5-9 いせんばプラザ1階 102 | 松田淳一公証人0225-22-5791 |
古川公証役場 | 宮城県大崎市古川駅前大通2-6-16 古川土地ビル3階 | 槇二葉公証人0229-22-2332 |
大河原公証役場 | 宮城県柴田郡大河原町字新南35-3 | 戸津利彦公証人0224-53-2265 |
仙台法務局気仙沼支局 | 宮城県気仙沼市河原田2丁目2-20 NTT気仙沼ビル1階 | 0226-22-6692 |
参考:仙台法務局 公証役場一覧
「性格の不一致」や「異性関係」とともに離婚原因の上位を占めるのが配偶者からの暴力(DV)や精神的虐待です。
全国の配偶者暴力相談支援センターにおける配偶者からの暴力(DV)に関する令和4年度の相談件数は、来所や電話相談を含め総数122,211件、男女比では女性からの相談が118,946件、男性からの相談は3,211件、その他54件となっています。 宮城県の相談件数は2,177件、男女比では女性からの相談が2,150件、男性からの相談は26件、その他1件と、9割以上が女性からの相談です。 また相談方法としては電話による相談が一番多く、2,177件のうち1,212件と半数以上の割合を占めています。
宮城県には配偶者からの暴力について相談できる窓口が3か所あり、各窓口には毎年700件以上の悩みが寄せられています。配偶者からの暴力(DV)、あるいは人格を否定し精神的に追い詰めるような暴言や執拗な詮索、支配的な態度といったモラルハラスメント(モラハラ)に悩みを抱える人は、勇気を出して一度相談してみるといいでしょう。心に抱えたままでは解決しないこともあります。センターでは無料で相談を受け付けており、状況に応じて一時保護などの援助もおこなっています。心身共に手遅れになる前にまずは第一歩を踏み出してみましょう。
相談窓口一覧 |
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宮城県女性相談センター |
仙台市配偶者暴力相談支援センター |
福祉部虐待防止センター |
令和5年1月から令和5年12月までの一年間で、全国における離婚件数は187,798組となっており前年度の183,103組より微増する結果となりました。令和5年の宮城県の離婚件数は3,178組で、前年の3,046組から132組増加しています。
宮城県の令和5年の特殊離婚率(年間の離婚件数を婚姻件数で割った値)については、離婚件数が3,178組に対し婚姻件数が8,110組でしたので、39.1%の割合となりました。令和5年の全国の離婚件数が187,798組、婚姻件数489,281組、特殊離婚率が38.3%であったことを考えると宮城県は全国平均よりもやや高く、「3組に1組は離婚する」と言われる時代を反映する数値となっています。また宮城県の令和5年における婚姻件数は8,110組で令和4年の8,431組より321組減少しています。婚姻件数の減少については、経済や社会への不安による結婚意欲の低下が原因のひとつとして考えられています。
厚生労働省の令和4年度「離婚に関する統計」の概況によると、日本では1960年(昭和35年)から2000年(平成12年)頃にかけてはすべての年代(「25~29 歳」から5年単位で「60~64 歳」まで)において離婚率は上昇傾向で推移していました。ところが2000年(平成12年)頃より一転して離婚率は減少傾向に転じ、特に夫は「30~34歳」、妻は「25~29 歳」の年代に顕著にその傾向が表れています。この年代は当時いわゆる「就職氷河期」に直面していた年代であり、男女ともに非正規雇用の労働者の割合が高かった年代です。離婚を視野に入れていても、特に女性の場合経済的に自立ができていないと離婚は難しい状況であったと考えられます。
その一方で同居していた期間が20年以上におよぶいわゆる「熟年離婚」の割合は1980年(昭和55年)頃より上昇傾向にあり、2020年(令和2年)には 21.5%となっています。離婚にいたる夫婦の5組に1組が熟年離婚であり、今後も増加傾向にあると見られています。
中高年の離婚が増加している背景には2008年(平成20年)4月1日に第3号被保険者期間の厚生年金の分割制度が施行され、離婚後も夫婦の婚姻期間中の厚生年金を分割して、それぞれ自分の年金として受け取ることができるようになったことがあります。
長年専業主婦として家庭を支えてきた妻は第3号被保険者にあたるため、離婚すると老後に受け取れる年金額が少なくなってしまう心配がありましたが、年金分割制度の施行により、離婚を現実的に考えることができるようになりました。
宮城県は他の都道府県と比べ高齢化率はほぼ平均値となっていますが、令和5年の死亡数は28,868人と、出生数12,614人に対して2倍以上の値となっています。高齢化により子育てが終わった中高年が増加したことで、離婚率も自ずと高くなっていることが考えられます。
離婚には大きく分けて夫婦の話し合いで離婚が成立する「協議離婚」、夫婦間で合意が得られなかった時には裁判所が関与する「裁判離婚」の2種類があります。また裁判所が関与する裁判離婚には、家庭裁判所の調停員が間に入り離婚が成立する「調停離婚」をはじめ、調停が不成立な場合に家庭裁判所に離婚訴訟を起こして成立する「審判離婚」「和解離婚」「認諾離婚」「判決離婚」の5種類があります。
宮城県における離婚件数は2022年(令和4年)3,046件、そのうち協議離婚の割合は2,599件、調停離婚279件、審判離婚86件、和解離婚50件、認諾離婚0件、判決離婚32件となりました。
お互いに離婚を考えている夫婦の場合には、お互いに早く離婚がしたいわけですから、離婚の条件などで合意を得れば比較的スムーズに協議離婚が成立します。実際に離婚の約90%が協議離婚です。しかし夫婦どちらかが離婚を拒否しているといった場合、またお互いに離婚を望んでいても「親権を行う子の存在」「国際結婚」などその置かれている状況によってはお互いの合意を得るのが難しい場合、調停や裁判にまで発展することになります。
夫婦の間に未成年の子どもがいれば、どちらかが親権を持つことになり、離婚届にも親権者の記入が必要です。また子どもの養育費は夫婦双方に負担する義務があり、たとえば母親が親権を得たとしても父親である男性に毎月の養育費を請求することができます。子どもがいる夫婦で一番揉めやすいのがこの親権と養育費の問題です。親権や養育費についてトラブルが生じた際はもちろん、不安を感じた時点で早めに弁護士に相談しましょう。
近年増加傾向にある国際離婚については、日本人夫婦の離婚よりも手続きが複雑化します。国籍の異なるパートナーには自国の法律もあり、スムーズに離婚協議ができないこともあります。離婚をする前にパートナーが勝手に子どもを連れて帰国してしまった、などのトラブルはよく耳にする話です。
宮城県の国際結婚の件数は年々増加傾向にありますが、令和4年の宮城県の国際結婚の割合は県内の夫婦の1.6%と、東北地方の中では福島県に次いで高く、全国平均の3.5%に比べると低い数値となりました。国際結婚はいざ離婚となった時に、言葉の壁や文化の違い、海外の法制度の違い等から思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。特に子どもの親権を得たい場合には、国際離婚に強い弁護士にあらかじめ相談し、早めに対策を講じることが大切です。
※本テキストは2024年9 月の情報に基づいています