成田市で不倫・浮気・不貞行為を弁護士に相談する

離婚を考える際、スムーズに話し合いが進み、夫婦がお互いに納得できる条件で離婚ができれば、必ずしも弁護士に依頼する必要はありません。しかし、相手と話ができない・しづらい場合や財産分与や養育費などの条件が折り合わない場合は、弁護士を頼ると法的知識に基づいた交渉を冷静に進めることができ、離婚成立までの時間の短縮や、精神的負担の軽減につながりやすくなります。成田市にも離婚に強い弁護士事務所や離婚の相談ができる法律相談窓口が多数存在します。弁護士事務所は初回無料で相談できるところもありますので、まずは自分に合った相談先を見つけましょう。

成田市の特徴と離婚の相談ができる弁護士事務所

成田市は千葉県の北部中央にある市で、2025年3月末日時点の人口は133,198人（男性66,347人・女性66,851人）となっています。市内には日本の空の玄関口として知られる「成田国際空港」があります。また、空港を中心に鉄道や高速道路網が発達しており、東京はもちろん、全国や世界とのアクセスに優れています。

一方で、市内には歴史や文化を感じられる名所が多く、特に「成田山新勝寺」には全国各地から毎年多くの参拝客が訪れています。また、成田山の境内には東京ドーム約3.5個分の広さを誇る公園があり、梅や桜、紅葉など、日本の四季を感じられる観光スポットとなっています。このように、空港を中心に経済が発展していると同時に、歴史と文化が息づく成田市は、世界とつながるグローバルな視点と地域のぬくもりが調和した住みやすい街です。

2025年3月末日時点、成田市の人口133,198人のうち0〜14歳の人口が10,947人、15〜64歳までが86,100人、65歳以上が36,151人となり、高齢化率は27.1％でした。

離婚を考えている若いファミリー世代の場合、持ち家の住宅ローンなどの財産分与や未成年の子どもの親権、養育費の問題でトラブルが起こる可能性があります。トラブルが深刻化するようであればまずは弁護士に相談することをおすすめします。成田市にはJR成田駅・京成成田駅の周辺に弁護士事務所が集まっており、離婚の相談に応じている事務所も多数あります。また、電車で近隣都市にもアクセスしやすいため、少しエリアを広げて事務所探しをしてみてもよいでしょう。離婚は非常にプライベートな問題であり、自分とフィーリングがあう弁護士を選ぶことが大切です。初回は無料相談に応じている事務所もありますので、比較検討して自分が安心して任せられる事務所を選びましょう。

• 参考：成田市 成田市ってどんなまち

• 参考：成田市 人口・統計

成田市の離婚の弁護士相談窓口

成田市で弁護士に離婚問題や離婚手続きの相談をしたい場合、弁護士事務所だけでなく、弁護士会の法律相談センターや法テラスを利用して相談することもできます。法テラスの利用には所得による制限などがあるため、利用の際はウェブサイトで確認し、事前に問い合わせをしておくといいでしょう。

成田市の法律相談センター

千葉県弁護士会は県内各地に法律相談センターを設け、弁護士による法律相談を行っています。成田市には「成田法律相談センター」があります。相談は有料で、30分2,000円（税込）です。インターネットもしくは電話での予約が必要なうえ、利用時の注意事項もあるので、あらかじめ千葉県弁護士会のウェブサイトで詳細を確認してください。

• 参考：千葉県弁護士会 法律相談センター

成田市周辺の法テラス

法テラス（日本司法支援センター）は国によって設立された法的トラブルに悩む人のための総合案内所です。借金などの金銭トラブル、相続・成年後見、労働問題や離婚・DV、賃貸借契約などあらゆる法的な相談に対応し、適切な相談窓口を案内してくれます。また経済的に余裕のない方は、法テラスの無料法律相談や弁護士費用の立て替え制度を利用することができます。利用には収入等の条件がありますので詳細はウェブサイトでご確認ください。

また法テラスにはサポートダイヤルがあり、オペレーターがお悩みの法的トラブルに対し適切な情報や自治体など公的機関の各種相談窓口を紹介してくれます。利用件数は令和6年3月末の段階で600万件を突破しています。離婚に向けて何をしたらいいのか分からない、という方はまずはオペレーターに相談してみるといいでしょう。

• 参考：日本司法支援センター法テラス　身近な法的トラブルでお悩みの方

• 参考：日本司法支援センター法テラス「千葉県」

一般財団法人 千葉県母子寡婦福祉連合会による養育費等の無料相談窓口

一般財団法人 千葉県母子寡婦福祉連合会では、離婚に伴う養育費について、弁護士による無料法律相談を行っています。「養育費を受け取れることを知らなかった」「養育費を請求する方法がわからない」という人は、こうした窓口の利用を検討してみてもよいでしょう。予約制で、相談時間は1人40分程度です。

• 参考：一般財団法人 千葉県母子寡婦福祉連合会 養育費等相談

成田市で離婚の手続きを進めるには

離婚手続きを進める際には、まず離婚に関する条件を双方で話し合う必要があります。お互いに合意できたら「離婚協議書」を作成します。離婚協議書には話し合って決めた内容を記載し、さらに公証役場で公正証書化しておくと安心です。その後「離婚届」を役所に提出すれば離婚が成立します。また離婚の話し合いがまとまらず協議離婚が不成立となった場合には、裁判所が関与する裁判離婚へと進みます。

成田市を管轄する家庭裁判所

家庭裁判所は離婚調停、離婚に関わる審判や裁判に対応しています。成田市の案件を管轄しているのは千葉家庭裁判所佐倉支部です。「配偶者と離婚の条件が折り合わない」「相手が離婚したがらず話に応じてもらえない」など夫婦間で話し合っても解決が得られない場合には、まずは家庭裁判所に調停を申し立てることになります。調停申立ての窓口は「書記官室」で、申立手数料として収入印紙1,200円と申立書、3カ月以内に発行された夫婦の戸籍謄本（全部事項証明書）などが必要です。詳細についてはウェブサイトで確認してみるといいでしょう。

• 参考：千葉家庭裁判所

• 参考：裁判所 離婚調停を申し立てる方へ

成田市の行政の窓口

市役所では「離婚届」のほか「離婚の際に称していた氏を称する届」「入籍届」「住民票の世帯分離」といった届出や、国民年金や児童手当などの手続きを受け付けています。「離婚届」を提出したことにより派生するさまざま手続きも忘れずにおこないましょう。成田市で離婚届を受け付けているのは、成田市役所と各支所です。市役所本庁では、原則日曜日にも戸籍の届出を受け付けています。仕事や育児で忙しい人でも届け出やすいでしょう。

• 参考：成田市

• 参考：成田市 下総支所

• 参考：成田市 大栄支所

成田市の公証役場

夫婦間で離婚に関する条件に合意を得たら、離婚協議書を作成します。離婚協議書の内容は公証役場で公正証書にしておくと、後々のトラブルを回避できるため安心です。離婚が成立した後に、パートナーが養育費や財産分与などの支払いを怠った際には支払いの強制執行を行使して、財産や給料などの差し押さえをすることができます。

• 参考：成田公証役場

成田市における配偶者からの暴力全般に関する相談先

「性格の不一致」や「異性関係」とともに離婚原因の上位を占めるのが配偶者からの暴力（DV）や精神的虐待です。

千葉県には20カ所の配偶者暴力相談支援センターや関連施設があり、2023年には1センターあたり470件ほどの悩みが寄せられました。成田市にも、さまざまなDV相談窓口が設置されています。たとえば、「女性のための相談」では配偶者からの暴力（DV）や夫婦関係、家族に関する悩みに女性相談員が応じています。相談時間は1回50分程度です。予約制なので、成田市のウェブサイトで予約方法や相談日時などの詳細を確認してください。

• 参考：成田市 女性のための相談

成田市における近年の婚姻・離婚の件数

千葉県千葉県衛生統計年報（人口動態調査）によると、成田市の婚姻件数は2018年（平成30年）～2022年度（令和4年）の5年間にかけて707組、687組、590組、505組、554組と推移しており、また離婚件数は247組、226組、180組、226組、192組と推移しています。特殊離婚率（年間の離婚件数を婚姻件数で割った値）は34.9％、32.8％、30.5％、44.7％、34.6％とおおむね「3組に1組は離婚する」と言われる時代を反映する数値を推移しており、千葉県の令和4年度の特殊離婚率34.6％（婚姻件数24,824組、離婚件数8,605組）と同じ値となっています。また2020年から2021年にかけては婚姻件数の減少が顕著に見られましたが、これはコロナ禍が影響していると考えられます。令和5年5月8日に新型コロナウイルス感染症が「５類感染症」となり人と接触する機会が増えたものの、結婚観の変化や経済的な不安などもあり、婚姻件数は鈍い回復ぶりとなることが予想されます。

• 参考：千葉県 各種厚生統計調査

※本テキストは2025年5月の情報に基づいています