兵庫県川西市のDV・暴力に強い弁護士事務所 一覧です。各地域で問題別に強い弁護士事務所を一覧で見ることが出来ます。離婚トラブルやお悩みを抱えている方は一度近隣の弁護士に相談してみましょう。
離婚を考える際、スムーズに話し合いが進み、夫婦がお互いに納得できる条件で離婚ができれば、必ずしも弁護士に依頼する必要はありません。しかし、相手と話ができない・しづらい場合や財産分与や養育費などの条件が折り合わない場合は、弁護士を頼ると法的知識に基づいた交渉を冷静に進めることができ、離婚成立までの時間の短縮や、精神的負担の軽減につながりやすくなります。川西市にも離婚に強い弁護士事務所や離婚の相談ができる法律相談窓口が多数存在します。弁護士事務所は初回無料で相談できるところもありますので、まずは自分に合った相談先を見つけましょう。
川西市は兵庫県の南東部にある市で、2025年8月時点の人口は152,585人(男性71,850人・女性80,735人)です。市内にはJRや阪急、能勢電鉄のほか、阪急バスや伊丹市営バスが走り、市民の生活を支えています。電車を利用すれば、川西池田駅から大阪まで1本でアクセスできます。
市の南部には市街地が形成されており、阪急・能勢電鉄川西能勢口駅の周辺にはショッピングモールや商店街があります。医療機関や保育園・幼稚園、市役所などの施設も充実しており、住環境が整ったエリアです。一方、市の北部には自然豊かな里山が広がっています。「にほんの里100選」に選ばれた黒川地区には、「黒川桜の森」や「黒川ダリア園」などの観光名所も多数あり、毎年多くの人が訪れます。このように、自然と人々の暮らしが共存した川西市は、家族連れやシニア世代にも人気のある市です。
2025年8月時点、川西市の総人口152,585人のうち0~14歳の人口が17,323人、15~64歳までが87,085人、65歳以上が48,177人となっており、高齢化率は31.5%です。
離婚を考えている若いファミリー世代の場合、持ち家の住宅ローンなどの財産分与や未成年の子どもの親権、養育費の問題でトラブルが起こる可能性があります。トラブルが深刻化するようであればまずは弁護士に相談することをおすすめします。川西市では川西能勢口駅の周辺に弁護士事務所が集まっており、離婚の相談に応じている事務所もあります。また、日常的に車や電車を利用している人は、範囲を広げて事務所探しをしてみてもよいでしょう。離婚は非常にプライベートな問題であり、自分とフィーリングがあう弁護士を選ぶことが大切です。初回は無料相談に応じている事務所もありますので、比較検討して自分が安心して任せられる事務所を選びましょう。
参考:川西市 年齢男女別人口表
川西市で弁護士に離婚問題や離婚手続きの相談をしたい場合、弁護士事務所だけでなく、弁護士会の法律相談センターや法テラスを利用して相談することもできます。法テラスの利用には所得による制限などがあるため、利用の際はウェブサイトで確認し、事前に問い合わせをしておくといいでしょう。
兵庫県弁護士会が県内各地に設置する相談所では、離婚に関する法律相談を受け付けています。川西市では、川西市内の弁護士事務所を相談場所として、相談を実施しています。相談日は決まっていないため、場所や日時などの詳細は兵庫県弁護士会に問い合わせてみてください。まずはこうした窓口を利用するのもひとつの方法です。
名称 | 所在地 | 連絡先 | 料金 |
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川西相談所 | 川西市内の弁護士事務所 | 06-4869-7613 | 相談料金5,500円(税込)/ 30分 |
法テラス(日本司法支援センター)は国によって設立された法的トラブルに悩む人のための総合案内所です。借金などの金銭トラブル、相続・成年後見、労働問題や離婚・DV、賃貸借契約などあらゆる法的な相談に対応し、適切な相談窓口を案内してくれます。また経済的に余裕のない方は、法テラスの無料法律相談や弁護士費用の立て替え制度を利用することができます。利用には収入等の条件がありますので詳細はウェブサイトでご確認ください。
また法テラスにはサポートダイヤルがあり、オペレーターがお悩みの法的トラブルに対し適切な情報や自治体など公的機関の各種相談窓口を紹介してくれます。利用件数は令和6年3月末の段階で600万件を突破しています。離婚に向けて何をしたらいいのか分からない、という方はまずはオペレーターに相談してみるといいでしょう。
名称 | 電話 | 営業時間 |
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法テラスサポートダイヤル | 0570-078374 | 平日9時~21時、土曜日9時~17時(祝日・年末年始を除く) |
名称 | 所在地 | 連絡先 |
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法テラス阪神 | 兵庫県尼崎市七松町1-2-1 フェスタ立花北館5階 | 0570-078335 |
川西市では、母子・父子家庭の人の生活上の悩みや貸付金などに関する相談に、母子・父子自立相談員が応じています。また、離婚や養育費など法律問題に関する相談の場合は、弁護士につないでくれます。詳細は川西市のウェブサイトなどで確認の上、利用を検討してみましょう。
名称 | 所在地 | 連絡先 |
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川西市 母子・父子相談 | 兵庫県川西市中央町12-1 川西市役所3階 こども支援課 | 072-740-1179 |
参考:川西市 母子・父子相談
離婚手続きを進める際には、まず離婚に関する条件を双方で話し合う必要があります。お互いに合意できたら「離婚協議書」を作成します。離婚協議書には話し合って決めた内容を記載し、さらに公証役場で公正証書化しておくと安心です。その後「離婚届」を役所に提出すれば離婚が成立します。また離婚の話し合いがまとまらず協議離婚が不成立となった場合には、裁判所が関与する裁判離婚へと進みます。
家庭裁判所は離婚調停、離婚に関わる審判や裁判に対応しています。川西市の案件を管轄しているのは、伊丹市にある神戸家庭裁判所伊丹支部です。「配偶者と離婚の条件が折り合わない」「相手が離婚したがらず話に応じてもらえない」など夫婦間で話し合っても解決が得られない場合には、まずは家庭裁判所に調停を申し立てることになります。申立手数料として収入印紙1,200円と申立書、3カ月以内に発行された夫婦の戸籍謄本(全部事項証明書)などが必要です。詳細についてはウェブサイトで確認してみるといいでしょう。
名称 | 所在地 | 連絡先 | アクセス |
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神戸家庭裁判所 伊丹支部 | 兵庫県伊丹市千僧1-47-1 | 072-779-3074(代表) | JR伊丹駅から市バス4番乗り場(3系統、5系統、11系統、17系統)で「伊丹市役所西停留所」下車すぐ |
参考:神戸家庭裁判所
役場では「離婚届」のほか「離婚の際に称していた氏を称する届」「入籍届」「住民票の世帯分離」といった届出や、国民年金や児童手当などの手続きを受け付けています。「離婚届」を提出したことにより派生するさまざまな手続きも忘れずにおこないましょう。川西市で離婚の届け出を受け付けているのは、川西市役所の市民課です。土日・祝日など市役所の業務時間外には、市役所1階の時間外受付窓口で、離婚届を預かってくれます。仕事や育児で忙しい人でも届け出がしやすいでしょう。
名称 | 所在地 | 連絡先 | アクセス |
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川西市役所 市民課 | 兵庫県川西市中央町12-1 市役所1階 | 072-740-1165 | 阪急「川西能勢口駅」より徒歩約5分 |
参考:川西市
夫婦間で離婚に関する条件に合意を得たら、離婚協議書を作成します。離婚協議書の内容は公証役場で公正証書にしておくと、後々のトラブルを回避できるため安心です。離婚が成立した後に、パートナーが養育費や財産分与などの支払いを怠った際には支払いの強制執行を行使して、財産や給料などの差し押さえをすることができます。
名称 | 所在地 | 連絡先 | アクセス |
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伊丹公証役場 | 兵庫県伊丹市伊丹1-6-2 丹兵ビル2階 | 072-772-4646 | JR「伊丹駅」より徒歩約5分 |
参考:伊丹公証役場
「性格の不一致」や「異性関係」とともに離婚原因の上位を占めるのが配偶者からの暴力(DV)や精神的虐待です。
兵庫県には多数の配偶者暴力相談支援センターや関連施設があり、2023年度には1万件近くもの悩みが寄せられました。川西市にもDV相談室があります。相談時間は平日9時から17時までです。DV問題は一人で抱え込まず、早い段階でこうした窓口に相談しましょう。
名称 | 連絡先 |
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川西市 DV相談室(川西市配偶者暴力相談支援センター) | 072-758-0708 |
兵庫県の人口動態調査によると、川西市の婚姻件数は2019年(令和元年)~2023年度(令和5年)の5年間にかけて528組、497組、384組、468組、407組と推移しており、また離婚件数は204組、207組、195組、216組、228組と推移しています。特殊離婚率(年間の離婚件数を婚姻件数で割った値)は38.6%、41.6%、50.7%、46.1%、56.0%と「3組に1組は離婚する」と言われる時代をはるかに超える数値となっており、兵庫県の令和5年度の特殊離婚率41.0%(婚姻件数19,629組、離婚件数8,060組)よりも高いです。また2019年からの婚姻件数の減少の要因としては、コロナ禍の影響も考えられます。令和5年5月8日に新型コロナウイルス感染症が「5類感染症」となったものの、ライフスタイルの多様化や非婚化の加速により、今後も婚姻件数は横ばいもしくは鈍い回復ぶりとなることが予想されます。
年 | 婚姻件数 | 離婚件数 | 特殊離婚率 |
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2019年(令和元年) | 528組 | 204組 | 38.6% |
2020年(令和2年) | 497組 | 207組 | 41.6% |
2021年(令和3年) | 384組 | 195組 | 50.7% |
2022年(令和4年) | 468組 | 216組 | 46.1% |
2023年(令和5年) | 407組 | 228組 | 56.0% |
※本テキストは2025年8月の情報に基づいています